新しい政治システムを作る
――新しい政治体制が出てくるとすれば、民主主義という名前だけでなくて、中身も違って欲しいんだけど…。
中身も違うでしょうよ。
統治するのに、ここの場所(=日本の国土)を神々から借りるのに、もうそれじゃできないってことを言われているわけだから。
――統一教会の力を借りなければ選挙活動もできないし、選挙に勝てないっていう議員さんって、どうよって思うよ。
だからそれがダメよって言われているんだよ。
それ以外の小さいところも食い込んでいるところ(=他の宗教団体を利用して政治活動を行っているところ)は戦々恐々としているんですよ。
――そういうことをしないと議員になれない、選挙ができないとなると、議会制民主主義って成り立たない。
それが白日の下に晒されて、さてどうですか? ってこと。
――それはすごくわかる!もう無理だよ。
もう無理でしょ、みんなわかってるでしょ。
――でも、他の方法が見えない。
見えないのではなくて、作るんだよ。
――誰が作るのって言ったら、国民がだよね、
そう、民衆が作るの。作れるから。
しかも、その政治家たちに、頭や感覚を取られないで済むでしょ。自分たちで考えて、こうですよって突きつけることができる。
これはできますかって。今までは、これやります、あれやります、と言って選挙で当選しました、でもやらないじゃない(笑)。
――今の議会制民主主義って、戦後から始まったんでしょ。欧米を模範として。でも世界中で新しいこのやり方がお手本になるっていうのがあるのかな。
――どこも行き詰ってませんか?
無いから作るんだよ。
行き詰っているところで、発想の転換や柔軟性を持っているのは日本人なんだよ。
それを作ればいいだけ。それが少ない機能だとしても、きっかけにはなるでしょ。
――それはすごく面白いですね、このシステムでやらなければいけないってことではなくて。
もし、政治家がやると言っていてできなかったらペナルティーを入れておけばいい。
これが一番政治家が怖がることだ。
――もうひとつ、民主主義ってもう少し一人一人が成熟していかないと機能しないと思っていてね。
だから勉強するべきだよね。一生懸命小さい子供たち、小中学生から勉強をさせない方向、させない方向になってたけど、逆だから。
――その勉強というのは知識ではなくて、この会でずっと言っている「あなたは何を選ぶの、あなたはどうするの」っていう選択をする知恵だよね。
(続く)