動き出した龍神と濁流の時代、そして子どもたちについて

作者 hyolee2 [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0) または GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html)], ウィキメディア・コモンズより

8月(2022年)に入り、記録的な豪雨と猛暑が続いたあとに、北海道では震度5強を観測する地震が発生している。2016年の熊本地震のあとに聞いたメッセージを再掲したい。熊本県や大分県で発生した熊本地震(2016年4月14日)は、最大震度は7を記録した。今後もこうした大地震に備えることはもちろんであるが、私たちは何かに気づいていかなければならないように思う。

動き出した龍神

 

とにかく分散させないと。

今、神様の小さいのは逃がして。

――さっきみんなで話していたのだけれど、今回は3.11とは違う、と。同じところに何度も起きるし。

そう、違う。全く違う。(3.11とは違って)「促し」ではない。促されるものは促されて良いけれど、そこに重きはない。

今回人間というよりも自然のものたちも被災している。動きも違っている。

今、神無月ではないから日本国中(に)神様がいる。出雲は神様が集まっていないから、小さい神様たちは出雲に避難できる。

――そんなときに出雲に行っちゃった(=メンバーの一人は地震の始まった次の日、まさに本震は出雲で経験)。日本列島は龍神だといわれているけど、それが起き上がっているような気がする。

そう、起き上がっています(あまり元気のない声で)。まだ、身震いしたくらい。

目覚める時期が近づいている。

動いたおかげで封じていたものも逃げ出している。人間にとってだけれど、良いものも悪いものも出てきている。

変わっていくために必要なこと、必要なものが起きているんだけれど、それに対して、必要でないものも起きてしまったりしている。

それはもともと「混じりもの」と言われて、人が作ってしまったもの。思い、怒り、など。

例えば日本では昔は、平民と貴族、その平民の下に名前のない者たちもいた。如実(にょじつ)に分かれていた時代があった。その地方、その人たちで仕える神が違っていた。

古い神と新しいヤマトの神と。まあ、仲は良くない。その調停役、牽制役などが降りてしまっているから大変なんだ(笑)。

――そのあたりの内輪の事情はよくわからないんだけれど…。

無意識ながら、大和国の御霊(みたま)を持っている日本の人たちと、古代出雲族の御霊を持っている日本の人たちと、もっと昔の倭(わ)の国の御霊を持った日本の人たち、これは少ないんだけれど、それが三者三様で動いている。

 

――倭国(わこく)というネーミングはちょっと引っかかるのですが。

「倭」というのはここでわかりやすくしているだけ。

(本当は)もっと違う名前、この舌(=人間の舌のこと)で発音は難しい。江戸時代より前の言葉も発音は難しい。

――私は古い神様ばかりに惹かれるなあ。

それは御霊が古いから。新しい神様に惹かれる、という人もいる。それが如実になってきた。

新しい神様が好きっていう御方々とはすれ違いもあるんですよ。

――ここのメンバーは磐座(いわくら)(=「磐座」とは、古神道における岩に対する信仰のこと)行きたいっていう人もいるし、古そうだね。

 

今の時代は濁流

 

――ちょっとトンデモな話。中央構造線の下の地下から刺激があるって書いてあるのをネットで見た。もしかして(地震には)地底人も関わっているの?

地底人は手助けしている。

手助けを要請した。

地下の赤鬼・青鬼、つまり青の民、赤の民は白の民と違う。

赤の民は好戦的なので、どういう動きをしているか定かではない。

――本当は何が起ころうとしているんだろう?

もう「促し」はほぼ終わっている。本チャンの少し前だ。

――え、まだ少し前なの。で、本チャンは何?

言えない。

ただ、一つ言えるのは「未来に希望を持ってほしい」ということ。怒りを手放すということ。

(天災でも)良いこととか、悪いこととか、ジャンル分けをしないほうがいい。

今起こっていることで、私が感じていることは何なのか。今なぜ、起こっているのか。良い悪いではなく。もっと言えばそこで何ができるのか、できないのか。

その思考を持ってほしい。

濁流に飲み込まれるのではなく。濁流の上で、サーフィンをする気持ちでいてほしい。

――何故、濁流になるのか。この濁流は何かな?

時代。

例えば、武士の時代の前は和歌を詠むような良い時代で、その前は農耕民族の時代だったでしょ。ざっくり言えば。

そこに至るまでの間に、時代の流れって来るよね。それがまた来るんだ。

――時代が変わるの?

変わるのではない。今の時代の古い道具が使えなくなるんだ。新しい道具を仕入れておかなければならない。人間たちは。

神々も、さっきの小さき神々も、新しき感情や思考、神々としての守り方などを入れておかなければならない。

その前には混沌が来る。今の時代、混沌が来るかもしれないという情報を知っている人が多いのはいいかもしれない。

混沌だからこそ何でもできる時代。選択肢が増える。

――ずっと続いてきたなにがしかの時代がいよいよ新しいものに変わる。そして、ずっと言ってきた「新しく変わる」というのが目の前に来て、変わらざるを得ない。

それが濁流だよ。今回の地震も、自分が思う思い方ひとつによって周りや意識が変わるよね。

そこの現場にいたとしても。それが如実に突きつけられるのが、こういう現場だよね。

 

どう行動するかは自分次第

 

――さっきも話していたんだけれど、3.11の時と違うのは、もういつ私たちが直面してもおかしくないという、逃れようがない、覚悟するしかないって。

しかないじゃなくて、覚悟して、何ができるのか見極めて動くか動かないか選択をする。

前々から言っている、お勉強していることを実際にやる時期だということ。

それは選択を自分でするということを、自分に許す、許可するということ。それは自覚をしなくてはいけない。

その選択をしているのは、自分、選ばされているようで選んでいるのは、自分。

どんな場面でも。それが人の手助けにもなるし、自分の手助けになる。

――怖い怖いといっておろおろするのか、しっかり現実を見てどうするのか。

怖いなりにも、「怖い」を認めながらやるのか。

――例えば、防災用品をそろえるとか、こうなった時にはどうすると考えるとか。

経験した人の話を聞くとかもできる。生活圏を守るより、生命を守ることを考えないと。

当たり前のことなんかないんだよ、ということを突き付けられた経験はあるよね。

そして何一つ持っているもの(所有しているもの)は無い、ということ。

ただし自分の意識や選ぶという選択肢を持っているということに気づくチャンスだ。それは誰も奪えないでしょ。自分の経験だから。

強く持ってそれを他者と競い合うことなく手を取り合えるのは、日本の、大和の者の魂だと思うよ。その点では揺り動かされているといっても過言ではない。

忘れているかもしれないけど、あなたたちはそういう魂を持っているんだよっていうことだ。

起きなさい、みたいな。

大地が起きるだけでなく、人も起きなさいって。

そしてそれは悪いことではない。今起こっていることも、悪いことのように見えるかもしれないけれど、悪いことではない。

視点を変えれば、なぜそこにいて、なぜその経験をしているのか。苦しい時ほど笑うってそういうことよ、

何もできないのではなく、必ずできることがあるから。

――今回、出雲へ行く流れは明らかに何か見えない力が働かないとなかったと思う。もうとてもハッキリそう思えるので不思議でしょうがない。

そういう時には抵抗するのではなく、自分自身を信じ「抜いて」行動する。信じ抜くことが難しいらしい、人間は。

―そんなこと言っている場合ではなく、そうしなきゃって流れだった。

そう、言えない状況だったでしょ。なぜ、この状況まで来てしまったのか、だ。

―そうなんだよねえ。

その前にも、みなわれわれも、能力者も言ってきた。

―おしりに火がつかないと人って動かないっていう典型だね。もう火が付き過ぎているかも。

いや、まだそこまでではない。

―(ここで)言える範囲はそこまでぐらいだよね。何か他にはありますか?

今でも、「祈り」は有効だから。

向こう(熊本)に入っている能力者が56人います。もちろん身体を持って行っています。

でも身体は置いておいて、身体を抜けてつぶれた家の下敷きになっている人を励まして命を助けたり、雨が降って匂いが消えてしまっているところで、こっちだと犬に教えたり、海の下のマグマや海流が変わってしまっているから、それを抑えるのではなく、分散させているのが二人いるかな。

――実は今、地球上でエクアドルだけでなく、環太平洋地域で地震や火山の噴火があちこちある。

海底で小さい島がまだ海面には出ていないけど、隆起しているところもあるし。とにかくガス抜きしなきゃ。

西ノ島の噴火が止まっちゃったからね。あれはもうちょっと行くと思ったんだけどねえ。残念でしょうがない。人に任せるしかない。このジレンマがあるんですよ。

あそこで(噴火が)止まるのは人の思いとかがある。刷り込まれた思い込みがある。

テレビなどはツールにはなるんだけれど、肝心なところは言わない。ちゃんとしたことを言っても切り取ると意味が変わってしまう、そういうことをするんですよ。

激動の時代に生まれる子供たち

 

被災した方々の子供たちが良い行動をしている。この時代に生まれる子供たちはすべて違ってきている。

(子供たちは)預かりものだ。

わかっていて、わざわざこの時代に生まれるんだから。この時代を選んだっていう責任がある。年齢に関係なく責任がある。その年齢でしかできないから。

古い書物や、自分の日記、集めたものの中に自分が動けるヒントがあるから探してみてね。

――前々から九州が危ないと言っていたって。全然覚えてなかったよ。

え~~覚えていたのは一人だけなの! (日本の)西が危ないって言っていたはず。そして、ピンポイントでこの辺とも言った。

――さっき面白いこと言っていたよ。「豊後の水の流れをなんとかしたかったのに変わらなくて、トカラ列島が揺れてしまった。もし豊後のほうが先に揺れてくれれば、中国の方へ行ったのに」って。今、白頭山にも噴火の兆候があるって言われている。阿蘇山にしても、過去にあの大きなカルデラができるような巨大な噴火があったよね。

阿蘇もそのまま揺れていたら大変なことになっていた。

だから断層を横にずらすしかなかったのよ。地震の震源が浅かったから、まだ良かった。深かったら大噴火になっていた。

浅いがために同じところで起きている。それがちょっとおかしい。そこに人の意識の意図が感じられる。

 

特殊能力者の登場

 

だからすぐに特殊能力者を5人動かした。動けるのが5人だった。

「特殊能力者」っていうのは、私のように前に生まれた「さきがけ」のとは違う。

新しく生まれたのは超能力者と感知能力者の合いの子みたいな人。鼻がとてもきくとか、ものを触るとわかるとか、瞬間移動ができるとか。

(彼らは)表には絶対能力を出さない。(表に)出したら、最初は物珍しく見られて、次に崇められて、次に落とされて、捕まえて実験材料にされて、最後忘れられる。

それが少ない時はそうだけど、千人になったら誰も何もできないよ。

その5人は若い。あとからもう5人入っているから全部で10人いる。見た目は普通の子だ。

彼らは学校に行っていない。自然の神々から教育を受けている。共同生活をしている。

触ってわかる子は、すべて触ってわかってしまうから手袋しているし、匂いに敏感だとマスクをしている。

意図せずに人の思念を受けてしまうので、そのコントロールが必要。民間の施設にいる。

人の思念をシャットアウトするような、銅などで遮蔽しているような施設。

政府関係になると、ひどい扱いになるんだ。

そういう者たちが生まれたのは、今、激動の時代だから。

自分がどう役に立つかを思って生まれてきている。

利用されるために生まれてくるのではない。褒められる、褒められないは、彼らは関係ない。

彼らは感覚的にやらざるを得ない。自分に従わないという選択ができない。自然にそういう感情が出てくる。

今の大人は本音と建前があるけれど、(彼らは)自分の良心に突き動かされる、その衝動に逆らえないの。

――それはすごいね。

そういう人が徐々に増えてきている。

知らないうちに。それを育てる大人たちが、その子供に影響されて変わっていく。

また、外に出ていって、その子供と触れ合う人も変わっていく。悪人も変わっていく。

その子供と接すると、自分の良心と向き合わなければならなくなるから。

良心に従う、ということは愛だけなんだ。

そうやって目立たないように、草の根運動のように広がっていく。政府や偉い人は最後だね。

自分の良心がどこにあるかと思ってほしい。胸、心臓のそばに脳に似た形がある。

――以前そういう話をしたことがあるな(※心臓の磁気的フィールドは脳のそれより5000倍も強い、という話もある。)。

――出雲の話。(先日)急に日程が変更され、そのあとの予定がうまく動き、17社お参りできた。そこでの熊本地震(2016年4月14日)。そして、後の予定が動いたことで、お稲荷さんでとても古代史、神道に詳しい人と話ができた。また、出雲で磐座の写真家に出会い、(メンバーの一人が)磐座へ行ってくれそうだし。必要なことが動きだした。

それに乗ったら抵抗しないで、乗っていってほしいの。

この集まりもそうなんだけど、不思議な話でも、自分が興味を持てることで、動けるなら、どんどん動いてほしい。

そうすると新たな出会い、人や自然に手助けができる。「あなたがそこにいることで」っていうことが、それぞれ一人一人出てくるから。

今までは大人が子供の規範になっていたけど、超能力者の子供が増えることもそうだし、大人が子供から学ぶようになってくる。

今、中学2年以下の子供は、多かれ少なかれ、何かしらの特命、使命があって、今までの日本人とは何かしら違うDNAを持っているということは頭に入れていた方がいい。西暦2000年より後だ。

でもその子のためには普通に育てるのが大事。

――熊本の地震の直後にこうやって皆さんで集まれるというのはすごいタイミングだと思うし、不安だったりするから、いろいろ話をできるのはありがたいな。今までとは何か違うという感じはすごくする。

まわりのあまり感覚の鋭くない普通の人たちでさえ、なんか今回は違うと言い出している。

だから敏感な人はすぐわかるでしょう。

(2016年4月)

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