無意識の差別、自分の正義と相手の正義

コロナワクチンを巡っては、職場で未接種者に対しての圧力があったり、差別と呼べるものも存在した。差別した本人は、良かれと思っていたかも知れない。正義も大げさに振りかざしていることがあるが、相手にも相手にとっての正義があることをうっかり忘れがちであろう。

 

知らないうちの差別

 

――コロナワクチンの是非で、未接種者はマイノリティーになって、本当によくわかったわよ。

知らないうちに差別してしまうんだ。

これは知らないうちに。

それはどういうものの差別なのか、知らないから。

差別だと思わないで。 

――今までそういうことの学習がされてないから。

それもあるし、そういうことにどちらかといったら、集中して調べようという人が少ない。

あたり前だったから。

――そういう意味では日本は大きな差別ってなかったから。人種差別とか。部落民とかあったにしても、社会的に大きな問題になるような差別ってあまりなかったから。

見えなかっただけだけどね。

それが如実に見えてきて、意識してやるということの難しさを今日本人は学んでると思うよ。

――たぶんね学んでるのは、私達。ワクチン未接種で被差別というものを学んだ。その他大勢はわからないよ。やはり被差別民にならないとわからないかな。

間違えも、正しさも、まず疑ってみることだ。

自分の。

 

正義の名のもとに…

 

相手は相手の正義、自分は自分の正義があるわけだから、認める、認めないではなくてね。

まず、自分は…、から始まったほうがいいかもしれない。

(はじめ)に立ち戻る。

相手ではなくて、自分を見て、自分の反応はなぜこの反応が出るのか?

なぜ今ここにいるのか?

なぜこの選択があるのだろうか? またはないのだろうか?

そのほうが簡単だと思う。

相手は変わらないから。

――そこにハッキリ線を引くと楽かも。どうせ相手は変わらないし。

変わらないけれど「言う」ということは自分に対して無駄にはならない。

そういうことはあるから。

コミュニケーションは取ったほうがいい。

――あなたがよく言う「私はこう思う、あなたはこうなのね」って。相手の正義、自分の正義、みんな自分の正義、国際問題って今まさに自分の正義でしかない。

でも正義の名のもとに、相手が傷つき倒れ、死ぬようなことがあったら正義ではない。

それは、やった事柄は(自分に)返るからね。

今まさに、やられてやってやられているでしょ。

(2023年10月)

 

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