神産みの地、伊勢は極めて重要な場所である

出雲が国譲りをした話から。伊勢が「神産みの地」であり、極めて重要な場所であることが伝わってくる。

 

神産みの地・伊勢は一番重要

 

(国譲りは)皇室が出雲に吹っ掛けたんでしょ。

伊勢を守るために…。

――え!? ちゃんと言って。伊勢を守るって誰から守るため?

両方からだよ。天皇家と出雲から(伊勢を守るための国譲りであるということ)

伊勢は一番大事だから。

「伊勢」と名乗る前からね。

あの土地がね、神おろしの頃から極めて古いところだから。

上物には神社とかあるけど、無い時代から。

――大神神社とは違うの?

伊勢のほうが古いし、力も強い。

神産みの場所だ。

伊勢は第一に大事なところ。

日本の神産みのところ。

そこがないと日本はないというくらい大事なところ。

 

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心御柱の話

 

――先週伊勢に行った時に宮大工のような方が連れの人に話しているのを聞いた。遷宮をして更地になっているところには心御柱(しんのみはしら)を覆う小屋だけがある。心御柱が一番重要なので、次の遷宮が始まるときにその小屋を取り、柱を抜いて場所を確認して新しい柱を立てる。その柱を見た人が仲間にいて、180cmぐらいの柱で下、50cmぐらいが土に埋まっていた。それを抜いて、川のそばで…。

――新しい柱は深夜に神職たちが絶対に見られないように木を切って柱を立て周りの四角に榊を立てる。あまり公になっていない情報を聞いたんだ。

見てはいけないものを見てしまった、と人間は思うだろうけれど、神様が見せようと思わないと見えない。たまたまはない。

そこは人も動いているけれども、式神みたいな者も動いている。

ある儀式のときは3人の神官が顔を上げてはいけないものがある。

絶対に見てはいけない。

でも、動く気配がする。

それは人ではないものが動いている。

――木を切るには神職さんではできないから木を切った人が見ているのかもしれないね。その180cmくらいの柱、心御柱が一番重要だというのが日本の神道、伊勢神宮の神髄だよね。神様を降ろすというか…。

神降ろす場所は日本ではたくさんあるけれど、そこは神が生まれる場所なんだよ。

その場所をずっと守っているわけだよ。

――神様を降ろすとか、神様が生まれるとか、よくわからないけれど、そのとても重要な場所をずっと守る儀式が遷宮なんだ。それはなんていうか儀式?そういうものを守り続ける装置のようなものかな。

バランスを保たなければならない。

それは争っている場合ではない。

そういう事柄が前後に起こっているんだ。

――まあ、そういう話をたまたま聞く、そして今日ここで皆さんに話す、そして広がる、そういう重要性が伊勢にはあるんだということを皆さんに知ってもらうことになる。日本を支えているなにがしかがあるってことだ。

神が生まれました、

神が動きました、

神が降ります、

そして神が上がります、

というのが一連の動きだ。

(2018年4月)

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