記事の続き(第2ページ)を更新(10月11日)。人間が、土地を「借りもの」だと認識し、地鎮祭も蔑ろにしてはならないことが強調される。
自然を敬う、人間が借りている土地を大切にする、そうしたことはつい忘れがちであるが、常に思い起こしておきたい。神様も自然も災害もつながりをもっていることも、人々の中で少しずつ認識されてくるだろう。
――以前、日本をもともと治めていた神様たちがアマテラスの一族に統治を譲った時の契約があった。ちゃんと自分たちを祀ってくれればいいよって譲ったのに祀らなくなったって。祀らなくなったというか、「ありがとう」とか、謙虚の気持ちとか、土地に[…]
――3.11もそうだろうけど、学んでないんだよね。本来、そこに住んではあぶないのに、ホントは。
でも「命より先祖代々」というわけのわからないことを言うんだよ。
それで同じところに戻って、水害にあったのは二度目ですって。
――そして昔の人はここまで津波が来たとか、水害があったとか石碑を立ててたりするんだよね。
どうしてもそこに住むなら、極端な話、土を高く盛るとか、そこまでの宅地の整地をしなくちゃ。
昔、災害で生き残った先祖さん達は涙を流しながらその石碑を作ったんだと思うんだよ。
みんないなくなって生き残っちゃったから。
――その碑は忘れられてしまうんですね…。
だから戦争と一緒だよ。
でも、それを経験しなかったから(といって)、無いものではないんだ。
まあ、大人の役割、子供の役割があるんだろうけど。
「聞く」ということと「伝える」ということと。辛ければ辛いだけ。
2019年4月に掲載したメッセージを今一度、見直したい。地震というものを単なる自然現象と捉えるか、その土地の神様との関係で捉えるかでは全く別の考え方になる。そのことを考える機会になるのが、新名神道路の建設に関する話題であった。新名神道路の建[…]
――以前、阪神の高速道路の工事でずいぶんと事故が起こったところがありましたよね。触ってはいけないところだったとか。壊してはいけないものがあったんだよね。阪神大震災も結界を壊したって言ってたものね。
――20数年前、神戸に住んでたことがあったんですけど、神戸の山側のほうをものすごく開拓していたから。そこで壊しちゃったかもね。
土砂災害を知らなすぎ。
――結局そこに戻ってくるよね。
ありがたみも含めて、本当に真剣に今一度、
なぜそれがそこにあるのか、
なぜそれがなくなったのか。
――そりゃあ、土地を貸しているほう(神様)も怒るよねえ。
怒るんではなくて、あきれているんだ。
そんなに問題ばかり起こすなら、出て行ってくれないって、言ってるよ。
――それが極限まで来てるのかな?
まだそこまでではないけれど、天皇さんの隠れ巫女も、やはり、交渉も含めてしている大神様たちがいるんじゃないのかな。
だってさあ、大事にしないんだもの。
あのね、動物が町の中にでてきているじゃない。
山を荒らしたのはだあれってこと。そこは人には渡していないよ、動物の領域だよってこと。
(続く)
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