福原五岳『白澤避径図』1785年 画像の出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)より
――先日、安曇野の穂高神社と、信濃大町に仁科神明宮という神社があって行きました。仁科神明宮は伊勢の内宮から持ってきていて、最古の神明造という社殿があり、国宝になってるんです。すごいいい神社だった。
――諏訪の前宮ってフォッサマグナと中央構造線の交点で、そこは時々お参りしていたんだけれど、とうとう今度はフォッサマグナのほうへ行くことになったと。糸魚川から富士山の方までつながってるじゃないですか、そこをうろうろするってなんかなあって(笑)。富山に行く時に毎回糸魚川を渡ると、ここがフォッサマグナって思うんですよ。
――そこで思うって大事ですよね、意識を向けるって。
だから楽しむんだよ、転写するからね。
――それから、戸隠神社まで行ったら、社務所に白澤図がおいてあって、もうキャーって(笑)。白澤って相当な神獣だよね。
だろうね。
――想像の動物ですよね?
いや、白澤、麒麟、鳳凰、います。
――え~!
なんでこの時代に、麒麟とか、白澤とかそういうものがはやるんだろうね。
――心配して出てきているの?
心配はしない。
なぜなら未来が見える者たちだから。
――え、白澤さん教えて、どうなるの??
だから、(人間が)何を選ぶのかなっていうこと。どんなカタチにせよ。
――それはずっと言ってるよね。
そして白澤が現れる時には、奇妙な疫病がはやる時だ。
だから人が意識して、選ぶ。
選ぶということは認識することだ。
白澤という神獣は実際に存在し、疫病のはやるときに現れるという。
白澤が現れる時には、奇妙な疫病がはやる時だ。
だから人が意識して、選ぶ。選ぶということは認識することだ。
――白澤は森羅万象に通じるすごい知識と知恵を持った神獣だということなので、人類に知恵を貸してくださいって思って…。何? その冷めた顔は。
いや、その質問を白澤にちゃんとできる人間がいるかな? ってこと。
――…。大丈夫、人間の言葉はちゃんと理解するでしょうから。
あんまり性格はよくないぞ。理解はしているけど。
でも君たちは何を選択してどう動くのって言われると思うよ。まず。そのあとだね、動いてくれるのは。
――それはすごく難しい…。
シンプル、シンプル。
――みんな明るく幸せに暮らしていける未来がいいと思うんです。
そのまま言えばいい。じゃあそう動けば? って言われる。
その中にあなたも入ってって言えばいいだけだよ。
――一緒に遊ぼって(笑)。
気まぐれだからね、白澤は。
この白澤図(見ている図の目は9個)より、目はもっとあるな。
――白澤図は戸隠神社だけにあるんですか?
いや。江戸白澤図っていうのもある。ここのものだけではない。
――中国から来たのかな。山海経(さんがいきょう)にあるとか。
すごくよい王が生まれた時に、それに知恵を渡すために行くという瑞獣(ずいじゅう 鳳凰、麒麟など)。麒麟もそうだね。
――「王」って天皇かな。それとも、いきなり下世話だけど、総裁選の最中だから総理(笑)。
裏天皇かな。
――江戸時代の白澤図っていうのは、誰か見えた人が描いたのですか?
中国から聞き語りで描いたりしたもの。史実をまた聞きしたものも。
――それは現実にいたから描かれたのか、人間が想像して思ったからできてきたのかな?
いたからだ。
――さっき言った山海経っていう書物に描いてあったと。山海経は偽書とか言われているらしいけど、いろいろな妖怪とかが描かれてるらしい。
それはあると思う。ある所では妖怪とされているし、あるところでは神獣といわれている。森や自然を守る、ともされている。
白澤や麒麟といった伝説上の神獣の話題が続く。白澤図は、中国から聞き語りで描いたりしたもので、実際にいたからだという。
――山海経(さんがいきょう、中国の古書)っていう書物に描いてあったと。山海経は偽書とか言われているらしいけど、いろいろな妖怪とかが描かれてるらしい。
それはあると思う。
ある所では妖怪とされているし、あるところでは神獣といわれている。森や自然を守る、ともされている。
麒麟(きりん)はたしか、王獣で日本にいたんじゃないかな。見たのもあるし。
――天皇陛下は見たんですか?
うん。
――世界最速の乗り物。王(王様)の乗り物だよね。
そう、王しか乗れない。
――そういう立場の人でないと乗れないんですか?
違う。王の気質を持っているもの。
麒麟に似た、王麟っていうのもいて、それは馬に似ているんだ。
――今の時代は、そういう見えないものも見えやすくなっていて、そして動いてるのかな。
そう。嬉々として動いていると思うよ。抑えているところもあるけど。
――喜んで動いているということはよいことだね!
人間にとっていいことかは、わからん。人間の味方でも敵でもない。そういう感覚はない。ただし、自然の味方だ。
――地球とか、自然とかにいい方向に動いているということね。でもそれは人間にとっていいかどうかはわからないな。
だから人間にとってのご都合主義ではないんだよ。
――私たちの思うようになるとは限らないんだね。私たちがそちらに合わせるしかないのかな。
合わせる必要はない。伝えればいいだけだ。こうしてほしいんだけどさあ、人間は弱いからさあって(笑)。
――あんまり無茶されると死んじゃうし~、それはつらいし~って?
そうそう。
まあ、伝えるんであれば、人間も自然の一部だから、自然とともに守ってねって。
――そうそう、その通りだ。私たち人間だって自然の一部だね。
(2021年9月)
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