命がけの儀式
――(名前が呪になるという話題から)昔は災害が起こると天皇は元号を変えたりしたみたい。
天皇も替えられたし、都も変えた。
その分、能力の強いお方が天皇になるんですよ。
――来年(2019年)の5月のこの会は大変なことになっているかも。それよりも皇太子は大丈夫かしら?
大丈夫だよ。
――今の天皇陛下も即位されるときは大丈夫だろうかと思ったけど…。
私は美智子様が心配だ。身体が相当悪いよ。
譲位した後、短い時間かも知れないけれど2人の時間を大事になさってほしいと祈っている。
今まで自分のことは全部投げうっているからね。籠の鳥も一緒だけれどね。
――皇室のことを快く思わない人もいるみたいですよね。
みんな勝手だからね。
どんなに心を砕いて、どんなに大変か、わかっていない。
やってみなさいよってことだ。
批判したり苦言を呈したりするけれど、陛下の言葉の深い意味をみんなホントに考えてほしいな。
なぜ? 違うんじゃないの、見るところがって…。
儀式にしてもなんにしても、あの人たちは心を込めてやっているんだ、
――心を込めてどころか、命懸けでやっているよね。
だから命懸けで守るものがいるんだよ。
だから下手なことをやったら許されることではないよ。
自分たち(=批判する人)はただポッと発言しているかもしれないけれど、そういう人たち(=守る者たち)は全部チェックしているからね。
命懸けで守っているわけだから。
不用意な発言がどれほど邪魔するか。
天皇と共に成長
――日本は言霊の幸(さきわ)う国、言葉に力があって、言葉に呪がある。
とてもとても。
――そういう意味では新しい天皇の時代がどうなるのか、とても楽しみだね。
今度の天皇さんがトップではあるんだけれど、天皇さんと共に成長する国になるんじゃないかな。
――それってすごく良いじゃないですか!
そう、みんなが望んだことだし。ただしとっても大変よ。
これは天皇さんの苦労も含めて。時代が本当に変わるから。
――やはり天皇に興味を持つ人が増えたってこと。たぶん若い人たちが読んでくれていると思う。
若い人たちの方がちゃんとした見方をしていると思う。色眼鏡で見ない。
皇太子の事とか天皇の事とかをしょせん人間だろっていう人たちがいるけど、違うから。
人ではないから。
人と神を繋ぐ者は人ではあらず、神ではあらず、でいなけれなならない。
だからきついんだ。
人にもなれるし、神にもなれるけどね。
――そういうことをこの時代まで続けてきたって日本って本当にすごいんだね。
他国に恐れられる国
だから周りが怖がるんだ。ほかの国が。他(の国)にはないから。
まわりの皇族、王族は支配するとか、確かにいいところもあるよ。
わかりやすい、首を挿げ替えればいいから。
だけど変わっても延々と続く欲は変わらない。
自分を殺すことはない、人を殺すことはあるよ。
天皇は逆なんだ。自分を殺す。
――要するに日本の国魂という言い方をするんだけど国の神様、それを背負うというか祀る。
大御霊(おおみたま)だから、それが理解できないから周りの国は怖い(=怖がる)。
理解できないことは怖い。
だから壊そうとするか、天皇さんの上に立とうとするか。
そういうことをするからね。でもね、しょせん無理なあがきだ。
人の祈りが力になる
―― 一人ひとりは何ができるかわからないけれど、ひとりひとりの意識はとても力がある、すごく大きいってよく言っているよね。
だから(ひとりひとりの意識を)過小評価しすぎ。
年齢だからとか性別も関係ないんだ。5歳の子どもだろうが、99才だろうが関係ないんだ。
そこにいてどの現象で、どの要因で感情を入れるかだけだからだ。
やりたいやりたくないではなくて、やるかやらないかだ。
――ここまで来たら、天皇が大事にし、守ろうとしているものに力を貸せるようになりたい…。
貸してるよ!
だから「意識を貸せるような」ではなく「貸している」とするんだ。
全てにおいて、人の祈りが、天皇さんを思う気持ちを含めた祈りが、どんなに力になるか。
会えなくても言葉を交わせなくても思いは伝わるんだ。
特に天皇さんには伝わるんだ。
なぜか、神さんとの垣根を超えたものがあるから、神さんが天皇さんに伝えるんだ。
だから人を守りたいって(天皇は)なるの。
――あらためて人々が天皇の存在に興味を持つ、意識を向けるとそれはそれだけ思いが大きくなるね。
そうするとまた強くなる、守ろうとする。面白いよ。
(2018年12月)
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