情報の裏にあるもの
――この前、YouTubeのToland Vrog の「山の民」っていう動画を見たんだけれど、サンカの話から、大元は莫大な資産をスイスに隠してるとか言っていて…。
――え~ホントですか?
――サンカ(山窩)の人たちって、「風の王国」(五木寛之著)によると助け合う組織があって、経済動かしてたり、財閥動かしてたりするんだって小説だけど書いてあった。この動画では、その大元がスイス銀行にロスチャイルドやロックフェラーなんかよりも莫大な資産を隠してるって。そういう話。
サンカ(山窩)や旧大和といった聞き慣れない言葉が出てくるが、日本には教科書には登場しない奥深い歴史があることだけはわかる。 戸籍を持たない一族 ――先日久しぶりに、「風の王国」(新潮文庫 五木[…]
――話半分としても何にもないってことはないですよね。ヴァチカン市国みたいになってるのかな? 表には出ないけれど、そういうネットワークがあるのかな。それだけ聞いていたら怪しいとは思うけれど、いろいろな話を聞いていると、あるかもって。面白おかしくこういう話を聞いているのは、ただの趣味だよね。
そうそう。
――でも、ポロポロそれでも出てくるっていうのは面白いですね。
昔から、対立するもの、スパイものとか、こういう大物がいて、というのは人が好むものだから。
そこの裏にある、なぜその情報が出てくるか、というところは見たほうがいいだろうね。
――情報が出てくるってことは相手方が流したんだろうなって。
そうそう。時代は勝ったものが作るんだな。
いろんな情報を流すのも。
逆に言うと、ひょっとしたら、10あるうちの2ぐらいは本物かもしれない。
――そうですね。そのぐらいの引き算で見ておけば。
そういうこと。みんな起きている(=動き出している、目覚めている)ことは確かだから。
――私たちが全く知らないようなところにお参りする、そういうところのほうが本当なのかもしれないね。一大観光地ではなくてね。
だけど、大観光地になっているからこそ、裏側で守られているものもあるから。
逆に言うと、できる時にできることをできるだけ。
――なるほど、そういうことで長い時代守ってきたってことね。
だからこそ、動く人たちは、できることをできる時にできるだけ、できるようにすればいい。
言われたからこれでやる、のではなく。
――私たち一人一人が。
そう。もうその時代だ。そして無理をしない。
(2023年7月)
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