戸籍を持たない一族
――先日久しぶりに、「風の王国」(新潮文庫 五木寛之著)のを読み直した。サンカ(山窩)とか、山の民とかの話で、日本の中でも戸籍を持たずに移動して暮らしていた一族。でも実は日本の後ろから動かしてるっていう話もある。この会でもサンカは取り上げましたよね。
だってもともと保護、擁護されなくてもいい人たちだから。
で、それが怖いのが政府でしょ。
――天皇が来る前から日本を守っていたヤマトの人たちもいるし、日本はホント奥が深い。
旧ヤマトの人は都(都会)に多いけどね。
――あなたが言っている裏天皇、京都にいる人たち?
そう。でも大和民族ではないね。
――大和民族の定義がよくわからないな…。
単純に言えば、里に出てこない者たち、山を転々とする者たち、星を読む人たち。
旧ヤマトではない人たち。
どちらにしても旧ヤマトの人たちは天皇にまつろった(=服う、順う)から。
――旧ヤマトの人たちは天皇の来る前からいたけど、天皇に従ったんだ。
まつろわぬ民は白い民とか、さっきのサンカ(山窩)とか。
これまでファンタジーに聞こえるような宇宙人や地底人、霊界の話までしてきたこのお話会でも、唯一のタブーは裏天皇の話であった。私たちの知る天皇の他に、表には決して出ない裏の天皇が存在されるという。俄には信じられないことである。メッセージの途中で[…]
――なんだかね、そんな奥深いものもある日本なんだから、なんとかしようよ、今の状況。
今の状況を選んだのは、人間。
――それは繰り返しおっしゃってることです。
どう今を生きて、
どう一週間を大事に生きて、
その次の一週間を大事に生きて、
その時にどんな感覚感情行動をしているのか。
それが一番重要でしょう。
(2021年10月)
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