手当てや体を温めること、白湯を飲むことは、お金もかからなず器具も要らない。こうした安上がりで効果的な健康法があっても、薬やワクチンにすぐすがってしまうのはどうしてだろう。
手当ては「治った」と先に思う
自分が気落ちしているときは、人に手当てをしてもらえばいい。
本当に手を当ててもらう。
――どこでもいいの?
どこでもいい。
――自分でやってもダメなんですよね? 自分が気落ちしているんだから~。
――自分だと調節しちゃうんですよ。人にやってもらうと自分で緩くしちゃったりしないから逆に効くの。
だから人が気落ちしているときに手当てができる。
文字通り、手を当てる。
エネルギーも、自分の中のいろいろな思いも含めて、その人は一生懸命身体が治そうとしているのだから、治れではなくて、治ったと思って手を当てる。
――治った、と思ってですか?
――気持ちとしてなんとなく手を当てたくなることはありますね。
そうしたら、自分にも、相手がいるとしたら相手にもやるといい。1番効く。
――でも日本人はなかなか触ったりしないですよね? 握手したり触ったり障ったりは苦手ですよね?
――でも家族同士とかならいいかもね。
まあ、家族同士、最初はね、やってみたらいい。
いろいろなやり方、「痛いの痛いの飛んでいけ~」は本当に飛んでいくから。
――(笑)
だから、あいつのもとに飛んでいけ~はやめたほうがいい(笑)
戻ってくるから(笑)
――ちょっと一回実験しようか、あなたのところに飛んでいけ~って(笑)
速攻戻す(=やり返す)!
だからそれが一番肝心。
例えばお風呂に入ります、体が温まります、その時に自分で撫でます。これも手当。
だから無意識に痛いところに手を当ててる。
人はここ(手のひら)の細胞も生きています。細胞が知ってるの。
――手のひらの真ん中に「労宮」っていうツボがあって、気が出るっていうの。
これは一番早く、お金もかからず、なおかつ落ち着くやり方。誰でもできる。
(続く)
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