植物の話し声ー地球の主体は人間ではなく、植物である

  • 2024年1月22日
  • 地球
  • 450回
庭の植物の話題から。地球の主体は古来から植物であり、人間ではないことをいつの間にか忘れてきている。

 

話をする植物

 

――先日、吉川英治記念館に行ったのだけれど、お庭の植物・花々を見て、なんて植物って力があるんだろうって思ったんだ。

そして植物はいつだって、人の、そして生きているものの味方。

――地球で主体なのは植物だって言ってたよね?

もちろん!

――花ってすごいんだって…。テレビで見たんだけれど、花が誕生したというのはすごいことだって。何千万種類の花ができたのはとんでもなく凄いことなんだって。

いまだに、名前のついていないものもある。

――フラワ―セラピ―ということでお庭に咲いている花を頂いたの。あそこに活けたらもう花のそばから離れたくないの。気持ちがよくて。売っている花って絶対に薬品処理でもしているのかなと思う。いつまで経っても蕾が開かなかったり、枯れなかったり。造花みたい。

――そうそう。冷たくして死んだようにして送ってくるじゃない。だからバラとか買ってきても開かない。

――やっぱり、地の力、自然の力ってすごいね。

そして空(くう)の力ね。空間の力。

おしゃべりだよ~。

木や花はおしゃべりだよ。物質を出すからね。

自分の身を守るためにテントウムシを呼んだり、他の虫を呼んだり…。

――それも番組でやってた。

その物質を出すのは、その虫を呼ぶためではなくて、他の木と話すためだ。

テントウムシはそこに行くと、食べ物があるから来ているだけで、助けようとして行くのではない。

――ちゃんと循環になっているんだね、そのパワ―がすごいね。パワ―という言い方をしてしまうと、ホント陳腐になっちゃうけど、すごいものだと思う。そして植物を見て人間がとっても気持ちよくなる。

だから生きているもの。

昨日のことも、明日のことも考えてない! 

――(笑)そうだねえ。

今を考えている。

――フラワ―セラピ―、お花屋さんの花じゃダメだね。

だからね、気が落ち込んで鬱状態になっちゃったり、逆に躁状態になっちゃった人を、半年、畑仕事させると、治るから。

それは、

土に触れ、空気に触れて、

生きることの厳しさと、生きることの楽しさを学ぶから。

――〇さん、畑やってますよね。

――やってます。私も畑というよりは草を刈ったりして、何か吸い込んだりするのが面白くてやっているところがありますね。

ここの草をこういう条件だから、刈るね、と言ってから刈ったり…、

ここにこれを植えるからよろしくねって言って植えたりすると、また違ってくるんじゃないかな。

――なるほど。話ができちゃうよねえ。

むこうは話をしているからね。

(続く)