話をする植物
――先日、吉川英治記念館に行ったのだけれど、お庭の植物・花々を見て、なんて植物って力があるんだろうって思ったんだ。
そして植物はいつだって、人の、そして生きているものの味方。
――地球で主体なのは植物だって言ってたよね?
もちろん!
――花ってすごいんだって…。テレビで見たんだけれど、花が誕生したというのはすごいことだって。何千万種類の花ができたのはとんでもなく凄いことなんだって。
いまだに、名前のついていないものもある。
――フラワ―セラピ―ということでお庭に咲いている花を頂いたの。あそこに活けたらもう花のそばから離れたくないの。気持ちがよくて。売っている花って絶対に薬品処理でもしているのかなと思う。いつまで経っても蕾が開かなかったり、枯れなかったり。造花みたい。
――そうそう。冷たくして死んだようにして送ってくるじゃない。だからバラとか買ってきても開かない。
――やっぱり、地の力、自然の力ってすごいね。
そして空(くう)の力ね。空間の力。
おしゃべりだよ~。
木や花はおしゃべりだよ。物質を出すからね。
自分の身を守るためにテントウムシを呼んだり、他の虫を呼んだり…。
――それも番組でやってた。
その物質を出すのは、その虫を呼ぶためではなくて、他の木と話すためだ。
テントウムシはそこに行くと、食べ物があるから来ているだけで、助けようとして行くのではない。
――ちゃんと循環になっているんだね、そのパワ―がすごいね。パワ―という言い方をしてしまうと、ホント陳腐になっちゃうけど、すごいものだと思う。そして植物を見て人間がとっても気持ちよくなる。
だから生きているもの。
昨日のことも、明日のことも考えてない!
――(笑)そうだねえ。
今を考えている。
――フラワ―セラピ―、お花屋さんの花じゃダメだね。
だからね、気が落ち込んで鬱状態になっちゃったり、逆に躁状態になっちゃった人を、半年、畑仕事させると、治るから。
それは、
土に触れ、空気に触れて、
生きることの厳しさと、生きることの楽しさを学ぶから。
――〇さん、畑やってますよね。
――やってます。私も畑というよりは草を刈ったりして、何か吸い込んだりするのが面白くてやっているところがありますね。
ここの草をこういう条件だから、刈るね、と言ってから刈ったり…、
ここにこれを植えるからよろしくねって言って植えたりすると、また違ってくるんじゃないかな。
――なるほど。話ができちゃうよねえ。
むこうは話をしているからね。
植物同士はつながっている
――あらためて、地球はすごいって思うね。
人間が地球のいろいろなものにいろいろな影響を与えるなんて、こんなもん(ほんの少しという意)。
――人間が地球を壊しているっていうのも、それすら人間の思い上がりかなって思ってしまった。だから壊していいというのではなくてね。
新しい種族(=新種の植物)はどんどん出てくる。
――どこに?
地球の中に。
それは水の中で、揺らぐ植物。
土の上で、揺らぐ植物。
だから、面白いことに植物をいじめる者が森に入ったら、すーっごく気持ち悪くなると思うよ。
ここ(ある場所)で植物をいじめても、見てないはずのこの森は見ているからね。
つながっているから。
――何かを発しているって言いますよね。
もちろん。
――何か物質を発してそれでほかの植物に知らせているんだって…。
そ、こいつがいじめたぞ~って。
そして、面白いことに、ずっと行くと地球は丸いからね、戻ってくる。
ぜーんぶバレちゃうから。
――やっぱり地球はすごいなあ。
――地球そのものが生きているというと、人間の感覚だと一人で生きてるみたいに思うけれど、とんでもない生命の集まり。
るつぼだよね。
――地球なんて、ひとくくりではないよね。人類、ばっかみたいだ(笑)。
だから慌てず、騒がず、楽しんでいけばいい。
愛されているんだから。無条件で。
――先月、「われわれさん」がサポートしてくれる、って言ってました。
地球に国境はない
――国境の争いなんて小さなものですよね?
国境なんてないから。
――確かにね。北方領土だって線引きしているけれど、アイヌにとってはどっち(日本、ロシアの領土)ももともと住んでいた土地です。
アイヌにとっては「土地はみんなのもの」という意識だったものを奪うという形でやりました。
だから奪われたの。
――人が奪ったから、奪われたのね。
それを見せるためにね。
(2023年4月)
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