譲位の理由
皇室でも問題が出てきているし、お金のこともあるみたいだし…。
――秋篠宮様が皇室のお金は見直して、削れるものは削った方がいい、とおっしゃった。
もう形だけになっているものは考えていくように、と。
祭事は大事にしないといけないが、と。それをみんなで考えていきたい、と言ったようだ。
ただ、(天皇は)人神(ひとがみ)ではあるので(秋篠宮様は)もう少しお自覚を持った方がいいと思う。私たちと同じようには考えられないから。
例えば我々が考えるような会社とは違うから。
――取りやめになっている式典とかはいいけれど、神事のとりやめになっているものは復活させていただきたいな。
今の天皇(=上皇)はできないからとやめていること(=神事)がある。それは身体的なこと。
もう(天皇霊を)降ろせない。
なぜ今回お隠れになっていないのに譲位することにしたかというと、もう体力的にできなくなったから(だ)。
祭祀の重要性
――昔のように20代、30代で天皇に即位すれば神事も過酷でもこなせるのにね。その神事の(ややこしいこと、厳しいことなど)は昔からやっているんですか?
やっています。
――天皇が何を祭祀(さいし)しているかっていうこと?
祭祀して、拝して、何とともに生き抜くか(が大事)でしょ。
一人の命ではない。
――また、大嘗祭をするんですか?
もちろん。少し小規模にはなるかもしれない。もちろん大事なところはするよ。
もう、天皇皇后両陛下の(年齢的な身体の)お加減があって、いい加減にせいよ、と神託が下ったんでしょ。
(祭祀の中で)ちゃんとやること、やれないこと、できることできないことを整理しなさいよと言われたんだ。
聞く耳はあるのだから、なあなあにしないようにと。
(神さまは)厳しいから。
極めて重要な内容であるので、編集を行ったものを掲載したい。天皇陛下が4月18日(平成31年)に伊勢神宮へいらした(=「親謁の儀」という伊勢神宮に退位の報告をする儀式)話から神道についての話へ。天皇陛下が伊勢へ 伊勢[…]
問われる民衆
――(譲位はご神託によるものだということ)日本の見えない神々たちが言っているんだ。
日本のその土地、その土地の守り方をきちんと守っていただかないとこちら(=神々)もやりにくい、と。
人間同士でうだうだやっている場合ではないでしょ。
共に手を取り合えばスルっとできるでしょ、と。何をやっているんだ、と。
何のための代表(=天皇)なのかと。
――天皇が。
そう。そして、民草たちも(=われわれ民衆)何のために代表(=天皇)になっていただいたのか。
とっても過酷なものなのに、人(=天皇陛下)に神をやらせておいて君たちは何をしているんだということだ。
――あ、そういうことか。天皇お一人に大変なことを押し付けて、守ってもらっている私たちは何をしているのってことなんだ。
何をしているのって。
感謝の気持ちを忘れて、当たり前のことが蔓延して、足を引っ張りあって…。
お前たちはどう生きるんだって言われているんだ。
だから、目に見えるようなことが起こって、対岸の火事ではなくなってきたんだ。
動けなければ祈ることができる。
気持ち、動機がそこにあるかだ。
天皇様、天皇様って言っているんであるなら、難しいから天皇のことを勉強しろとは言わないけれど、少し心をオープンにしてみればとてつもなく大変なことをしていることはわかるじゃない?
過酷なことをしていることはわかるはずだ。
見てきたあなたたちは何?
もう我々は起きているよ。
あなたたち感謝忘れるんなら、土地返してって。
――前回も言っていた契約、ちゃんと祀ることを条件に日本を治めていいよって、日本の土地を貸しているのに、だんだん祀らなくなったって。
返せや、って。
契約更新したいなら、できることできないことはっきりしなさいよって。
私たちにできること
――神事としてですか?
神事もそうだけど、あなたたち一般の人のできることは何?
祈ること、
感謝すること、
おかげさまを伝えあうこと、
手と手を握り合って手助けをすることはできることでしょ。
そのひとつひとつが天皇さんにとってのお力になるんだ。
それを忘れてはいけないよってこと。
子供にちゃんと説明できることをしなさいよってことだ。
お金や時間をかけることではなく。
形として、親が怒ったということだ。
つまり、御親(みおや)が怒ったということ。
日本のみおやの神様たちが怒った、ということだ。
だから地震などで揺れた時に、本当に大事なこと、優先順位の高いことが何かが見えるでしょ。
そうしないと見えなくなってきたから。
(2018年10月)
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