天皇の譲位から即位へー神々との契約、神官という立場

天皇の譲位はご神託が下ったから、という内容の続きであるが、かなり厳しく、かつ重要なメッセージであると思う。日本という土地は神々との契約で借りている、その契約の代表が天皇である、ということは別の機会でも触れられるようになってきた。

 

問われる民衆

 

――(譲位はご神託によるものだということ)日本の見えない神々たちが言っているんだ。

日本のその土地、その土地の守り方をきちんと守っていただかないとこちら(=神々)もやりにくい、と。

人間同士でうだうだやっている場合ではないでしょ。

共に手を取り合えばスルっとできるでしょ、と。何をやっているんだ、と。

何のための代表(=天皇)なのかと。

――天皇が。

そう。そして、民草たちも(=われわれ民衆)何のために代表(=天皇)になっていただいたのか。

とっても過酷なものなのに、(=天皇陛下)に神をやらせておいて君たちは何をしているんだということだ。

――あ、そういうことか。天皇お一人に大変なことを押し付けて、守ってもらっている私たちは何をしているのってことなんだ。

何をしているのって。

感謝の気持ちを忘れて、当たり前のことが蔓延して、足を引っ張りあって…。

お前たちはどう生きるんだって言われているんだ。

だから、目に見えるようなことが起こって、対岸の火事ではなくなってきたんだ。

動けなければ祈ることができる。

気持ち、動機がそこにあるかだ。

 

天皇様、天皇様って言っているんであるなら、難しいから天皇のことを勉強しろとは言わないけれど、少し心をオープンにしてみればとてつもなく大変なことをしていることはわかるじゃない? 

過酷なことをしていることはわかるはずだ。

見てきたあなたたちは何? 

もう我々は起きているよ。

あなたたち感謝忘れるんなら、土地返してって。

――前回も言っていた契約、ちゃんと祀ることを条件に日本を治めていいよって、日本の土地を貸しているのに、だんだん祀らなくなったって。

返せや、って。

契約更新したいなら、できることできないことはっきりしなさいよって。

 

私たちにできること

 

――神事としてですか?

神事もそうだけど、あなたたち一般の人のできることは何? 

祈ること、

感謝すること、

おかげさまを伝えあうこと、

手と手を握り合って手助けをすることはできることでしょ。

 

そのひとつひとつが天皇さんにとってのお力になるんだ。

 

それを忘れてはいけないよってこと。

子供にちゃんと説明できることをしなさいよってことだ。

お金や時間をかけることではなく。

 

形として、親が怒ったということだ。

つまり、御親(みおや)が怒ったということ。

日本のみおやの神様たちが怒った、ということだ。

 

だから地震などで揺れた時に、本当に大事なこと、優先順位の高いことが何かが見えるでしょ。

そうしないと見えなくなってきたから。

(2018年10月)

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