辻神ー借りものである土地への感謝

「辻(つじ)」という言葉はあまり使われることがなくなっている。辻は来世との境だと考えられていため、魔除けに石を置くこともあるようだ。路傍の道祖神も様々な種類や目的があり、今では忘れ去られた神様もいるのだろう。昔の人々は今よりはるかに信仰深く、そこの土地土地への感謝を忘れていなかったことがわかる。

 

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辻神

 

――京都だと、どこかの四つ辻の真ん中に、逢魔が時に…ってあるよね。

あるある。京都は多いよ。

鬼がいた時。

辻は必ず鬼がいた。

京都や奈良は辻には必ず、辻神を置くんだ。

京都の辻神さんの形と、奈良や神戸の辻神さんの形は違う。 

――奈良は、家の塀の角の上に何か置いてあったよね。置物。

京都の一角は、魔物はまっすぐにしか進めないから、直角に曲がる道が多いよ。

――塀に鳥居の絵が描いてあって、ここからお入りって。悪いものはみんなそこから入るように。

――そういう感覚ってちゃんとあるんだね。この前、小さい神様もみんな起きてるって言ってたよね。

特に、辻が多いところ、坂が多いところ。

坂は、側(かわ)になるからね。対岸、彼岸の側(かわ)になる。

逆に言うと、そこ(土地)を借りているわけで。 

――そうだよねえ、貸していただいているんだよね。

昔の人は、たれそかれ(たそがれ)の時には、ここの辻はこういうことだと知っていたから、そこに見合うものを置いたんじゃないかな。

――だんだんそっちへ戻っていかないとこれから大変だね。

どこに感謝するか、生きていることに感謝するのもそうなんだけど、みんな借りものよっていうこと。土地も。

――怖れを知らなくなったね。

怖れを学ばなくなったし、学ばせなくなったんだよ。

――今、災害が、特に水害が多くなってきているけれど、そういうものを大事にしていたらもう少し防げていたかもしれない。

それが来る前に、何回も言ったじゃない、「何を選ぶの?」「どうするの?」「感謝は?」って。

でも、なってみなきゃわかんないんだよ。

だけど、なってからでも学べることはあるじゃない?

(2022年8月)

★これまでの700件以上の投稿記事から、テーマごとにまとめたページを作りました。随時、追加予定です。

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