名前という呪(じゅ)

人の名前が呪(じゅ)になるというテーマから、元号や国の名前も呪となるという話へ。

―たくさん並んでいるニュースは選ぶ時代になった。どれに注目するかだね。

そう、どれを注視するか。「見ない」という選択肢もある。テレビ離れも当たり前でしょ。YouTubeとか、ほかのところでの新しい見せ方。一般の人がやっているでしょ。

―私の高校時代(相当昔)から情報をどう選択するかって言われていたけど、今はもうその極大、肥大した状況だね。

―ところで、自然の方も! 今年(2018年)は自然災害がとても多かった。来年も大変かな? 元号が変わるし。

元号は一番大きい「呪(じゅ)」だからね。

―呪って「のろい」という字だけれど、それで縛るわけだからね。

名前で縛るのと同じでしょ。日本という呪、日の元という呪。

―この人は吉田〇〇だというと、吉田〇〇になってしまう。本当は違う人かも知れないけどね。

いろんな名前を持つっていうのもひとつの手だね。そうするとそれぞれの自分に成れる。

―昔は自分の名前を名乗らなかったみたいだ。

だから「字」(あざな)っていうのがある。

―中国なんかは本名を名乗らなくて「あざな」がたくさんあった。

中国なんかは髪の毛も爪も捨てなかったからね。

―それを取られたら大変だった(呪いに使われるから)。

身体を燃やした灰すら隠した。

―五寸釘を打つ呪いの藁人形は髪の毛を入れるし。

(呪いの藁人形は)一番単純で一番難しいから一番素人ができないやつだよねえ。

―まあ、その専門家の意見は置いといて(笑)

大きい呪が成りなるわけだから、それまでが「平成」なわけだ。

―名前をいくつか持つって悪いことではないのですか?

いいことなんじゃない? おのれがどの名前を注視してどの名前を憶えているか、芯でね。その名前が核になるから。

―戦国武将は名前を変えていくじゃないですか。

あれは出世魚(しゅっせうお)と同じだから。誰につけていただいたかってことが大事。小さい時に「介」とか、「〇〇丸」とかつけるのは、まだ神様のものなんだよね。決して悪いことではないし、この日の元、和の国はその最たる国だったから。

自分で勝手に名乗っていて、自分で勝手に忘れたらその名前はなくなるから。

誰かを名付けるということはとても心を砕くことだったんだ。名付け親になるということは大きい、その人の一生を見なきゃいけないから。そして誰に名付け親になってもらうかも大きい。縁がつながるから。

―日本が新しい名前になるってことは…。名前によって人生変わっちゃう?

変わる。ただし、名前に支配されるのではなくて名前と共に生きるという意識を持てば支配はされない。だって、一時(いっとき)の名前だと私は思っているからね。(2018年12月)

 

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