人間はそんなに弱くないー多神教が怖れられる理由

UFOや宇宙人の話から、人間の能力にも話が及んだ。一人一人の人間は、何かにすがったりするほど弱い存在ではない、という主張がここでも見られた。

―人間が(超能力で)浮き上がるのはそこだけ重力を変えるのかな。

そうしなきゃ浮かばないじゃん。科学的だよ。

人間はそんなに小さいものではなくて、ありとあらゆる能力があるんだ。

だからここまで進化したんでしょ?

―みんなサボってんだね。

ええ。普通にできるのに。科学的なものと自然科学的なものを早く合わせてくれるとわかる。

人間がそれぞれ今の暮らしで何が有効なのかわかるじゃない?

でもそれをやってしまうとみんながそこそこのお金持ち? 小金持ち? の暮らしができてしまう。

そうすると支配したいなあとか、上に立ちたいなあとかいう人(=権力者、支配者層)が困るんだよ。

それに宗教的にも成り立たないじゃない。

人間は弱いから神様を信じなさいって宗教が多い中で、ひとりひとりが認め合っていれば神様もそばにいますよって言ったら、宗教的な場所もいらなくなっちゃう、献金もいらなくなっちゃう。成り立たない。

―教祖より力があっちゃ困る。

同じだったら、なおさら困るでしょ。

今あるキリスト教や他の宗教も含めて一神教で確立しているものが多いじゃない。

だから日本の多神教は怖れられたんだ。

海にも山にも岩にも水にも神様がいてそばにいるから、守られているんだよと。

(そうなると)教会も何も必要ない。

―それに何かを捧げるのではなくて感謝を捧げてありがとうって言うだけだからお金のやり取りもない。お金が集まらないね。

それは怖いわけ。宗教家が(外国から?)来た時に、あんたの神様はそんなに怖い神様なのかい、うちらの神様は感謝感謝で怖くないよ。

なんでそんなことするの? って言われたらぐうの音も出なかったんだよ。

そういうものを知っていたから歴史上の人物、織田信長はそれを逆手にとって自分でできる時はやっていた。(※一神教のような神様を立てたということだろうか? ここのところのニュアンスは不明である。)

これは危険だと思ったらつぶそうとしたし。

―あの人、比叡山の僧兵をやっつけたよね。(=注・比叡山の焼き討ち)

 

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