続報のない田中角栄邸全焼のニュースを巡って

1月(2024年)は痛ましい地震や事故が相次いだため、ほとんど一瞬で消えたニュースがある。「線香の消し忘れ」だけで、文化財ともなっている大邸宅(旧田中角栄邸)が全焼、そしてその後のニュースは皆無である。このニュースをそのまま信じるとすれば、メディアコントロールへの耐性がまったくできていないとも言える。

 

線香の火で?

 

――1月、田中角栄邸が燃えましたよね。

(笑)。あれはおもしろかったなあ。

――1月3日でしたよね。線香の火であんなに燃えますかねえ? お線香で火事は起きたりはなくはないけど、全焼するまで気が付かなかったのかな?

あのね、そう言わざるを得ない出来事ってあるのよ。

――そこ、詳しく、細かく教えて!

(笑)

――あの後の報道は何にもナシですよ。

何か、どうしても隠したいものがあったんでしょ。

――そんな気がしますよね。

それで、ソレを移動させたから、そこを燃やしたんでしょ。

――何? 何? そのあと何も報道ないですし…。

報道できましぇん!

火事が起きました、

燃えちゃいました、終わり!

なわけないですよ。

文化財的なところでしょ、火事に対して、水に対して防衛はしてたはずですよ。

――スプリンクラーとかあるでしょう、線香くらいで全焼するなんてないですよ。

何か撒いた・・・・・みたいにね(笑)。

 

権力者とのつながり

 

――すごく大きいところですものね。田中角栄時代からの「何か」ですか?

そのもっと上だね。

代々だから。

――田中さんってポッと出てきた人だよね、じゃあ田中さんが引き継いだものがあるんだろうね。

だから大きくなったんだよ。

あんな、ぽっと出が出てこられるわけないじゃん。

で、強力な権力者に逆らったから、つかまったんだよ。

以上だよ。

わかりやすいよ。 

――ここまでにしてやったのに、最後に逆らったなってなって、黒いピーナッツ(=賄賂)って言われちゃったんだ(1976年 ロッキード事件)。

でも、ある意味、正義の人だったんだよ。

――新潟の人は悪く言わないですよ。こっち(強力な権力者)のことがわかっちゃうようなものがあったのかな。

う~~ん、ここだけじゃなくてね。

いろんなつながりがあるじゃない。ここのこことか(笑)。

――そんな簡単なものじゃないだろうから、どろどろしたものがたくさんあるものを、燃やしちゃった?

ただの火事なわけないじゃない。

(続く)