ロシア・ウクライナ紛争のオモテとウラー作り出された対立構図

ウクライナ紛争が始まり、すでに1年半近くが経過している。当初は、ロシアの悪、ウクライナの正義という名の下に、多角的な視点など言える空気ではなかった。今もニュースでは、わかりやすい正義と悪の対立構図だけが流されているが、現実はもっと複雑であろう。コロナワクチンの登場時も、言論が賛成一色であったものの、今となってはどうだろうか。

 

出来レース

 

――聞きたいことなんですが、この前のサミット(2023年5月のG7広島サミット)でもそうですけど、完全に今って「中国・ロシア VS 欧米・日本」ですよね?

要は、見えている個所はね。

 

――対立の構図をわざと見せましたよね?

見せてる。

 

――この構図を出しているというのは、シナリオなんですか?

シナリオだろうね。

ただし、おもしろいことに、(各国の思惑としては)どっちにすり寄ればプラスかなっていう、実際にその国が生きていくために…。

 

――グローバルサウス(Global south アフリカやアジアの新興国、発展途上国などの総称)ですよ。モディ首相がゼレンスキー大統領との会談で「インドのできることは何でもする」っていうの、裏を返せばできないことはしないんだって。このフレーズを私、使ってるの(笑)。

――インドとかブラジルとかが、作り出された対立構図に与さないね。

それともう一つはアフリカ系。

出てこない名前を、集中して見てみる。

――へえ~。でも出てこないとわからないよねえ(笑)。エジプトとか、今まで出てきていたのに最近は出てこないですね。

 

――いい加減、あの戦争も終われないの?

半分は終わっているんだけどね、

出来レースだから。

 

どちらにも正義はない

 

ただし、どっちが正義なんてないから。

幼子も亡くなっているから。

 

ロシアも悪いし、

日本に「来て助けてください」って言ってるアイツ(=ゼレンスキー)も悪いし。

あいつ悪いからね。

騙されないでね。

――ほんとに賛成できない、あの人には。

――ウクライナをめちゃめちゃにしちゃったよね。

自分は安全なところにいるでしょ。

――そう思ってました。絶対にキーウ(ウクライナの首都)になんかいないですよね?

居たら殺されるでしょ。

 

関連記事

ロシアとウクライナの紛争は長期化し、NATOやアメリカとの代理戦争ともなっている。真相はどこにあるかという質問に対し、意外な視点が登場している。陸上での争いは目に見えて報道もなされるが、宇宙や海底でのこととなるとほとんど表には出てこないだろ[…]

 

(続く)