コロナ禍でのつながりの変化

新型コロナの流行の中ですっかり影の薄くなったインフルエンザであるが、毎年数千人規模での死者を記録している。鳥インフルエンザでは、報道の仕方によってはコロナのようなパニックを引き起こせるかも知れないのである。また、コロナ禍で、人との付き合い方や仕事の仕方も大きく変化してきているようだ。

毒性の強いインフル

今コロナ禍だけど、(これまで)コロナの役割をしていたのはインフルエンザなんだ。弱い。ただ弱いといってもインフルエンザの方が亡くなる人は多いんだけど。毒性の強いのはインフルの方だ。みんな忘れているけど…。

――インフルさんいじけてるよ、こんなに毒性が強いのにコロナのせいで注目されないって(笑)。

でも、その間に、インフルは進化しちゃえ~って出てくるかもしれないよ。

――結局それさえも人間一人一人の何かのスイッチか、何かのきっかけになるのかな。「促し」って言ってたね。

そう。

――さあ、私たちが流された先はどこへ行くんだろうね。

 

違いを理解する

今言えるのは、明るい場所だ。

認識コードが変わって、肩の力が抜けて、お互い理解したいと思える間柄の人が増える。理解できないという部分も増える。でも理解できないというのもいいんだ。それでも理解したいと思えるようになれればいいんだ。

――理解できないということを理解すればいいの?

理解できないということを自分で認めればいいの。あえてもっといって、それでも理解したいんだとなった時に人は人を理解したような気持ちになれるんじゃないかな。

――そこすごく突っ込みどころ満載だけど。今までの感覚でそれをすると、コントロールになってしまわないかな。

ちがうよ、だからこそ、ちがうもの、違う認識コードが出てきたんじゃないの。

だから人の心は腹六分というのが現実的にどんどん出てくる。わからなくて当たり前、でもわかりあいたいとは思うよって。だから手助けができる。それぞれが。

――コロナ対応だけでもここまでそれぞれが違うというのを見せてもらうと、こちらのキャパを広げないとしんどいね。

キャパは広げられるということを教わったんじゃないかな。そしてもういろいろなやり方ができるよ、このやり方だけしかないというのは幻想だったんだって、目が開いたでしょ。

 

仕事や人付き合いの変化

例えば会社は(事務所、職場が)なくても、動きます(笑)。会社は作れます、場所がなくても~(笑)。

これは大企業にとっては痛手なんだよね。

――そうですね。

認識コードが変わったから。ここに来なきゃいけないよっていったのが、あれ?って。

――東京にみんな集まらなければいけないと思っていたのが…。

東京からみんな出て行ってるから。

情報のツールを使うときに認識コードが変わっているから、今度はとても楽しく使えるんじゃないかな。どこの場所にいても。

――そういう感覚の人たちとつながっていたいね。

つながっていくようになる。つながらざるを得なくなるといった方がいいかな。同じような感覚の人達といないと、苦しい

だから認識コードをどこに持つか。割り切って仕事は仕事、それ以外のプライベートは本当にプライべ-ト。そのプライベートの中の認識コードをそれぞれが持てますよってことになるんだ。そうすると楽になるでしょ。

ここがあるから、こっちをやっちまえ~、この経験がこっちに生きる~って。

(2021年6月)

 

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