―そうだ、大嘗祭の話を聞かなきゃ。大嘗祭って知るべきでないことが多いんですよね。
う~ん、質問をうまくできれば知りえるんじゃないかな。
―え、ほら、頑張って質問しよう。深夜に行う儀式について。悠紀殿と主基殿で神様と同じものを頂くっていう…。
方替えの儀式のことかな? 御霊移しの儀式のことかな?
それは神様の意識を移す儀式。こういうものだよって。
子供に諭すようにこういうものだよっていう儀式。
―よくある、巫女さんに神様が降りるっていうのとは違うんだ。
それは魂呼びの儀式だから違う。
―私たちが今まで知っている神懸りみたいな儀式とは違うんだ。
それは前の段階ではあると思うよ。そこに入れるのは天皇さんだけだから。あと、巫女さん。
―スメラミコトっていうか、なにがしかの天皇霊っていうエネルギー体があるとすると…。えっと、う~~ん。あ、もういい、ストレートに聞くね。大嘗祭って何やるの?
地球を守るためのいろいろなシステムを知りえるための儀式でもある。
これがひとつ。
(天皇が)器(うつわ)として何をどうしてどう動くのかということを知りえるための儀式でもある。もう隅の隅まで。
これがふたつ。
そしてもうひとつ。
それを伝えるべく、昔の言の葉(ことのは)を語り、伝える儀式でもある。
それは本当の意味での歴史。(表に)出ている歴史では ない。
それはあまりにも重くて、あまりにも強いから。
―あまりにも重くてあまりにも強いものを代々天皇は引き継いでいるの?
そうです。
(大嘗祭という儀式で天皇が伝えられるものは)それはあまりにも重くて、あまりにも強いから。
―あまりにも重くてあまりにも強いものを代々天皇は引き継いでいるの?
そうです。
「命の引継ぎ」って言われている。
種の引継ぎ。
―その今の3つのお話は感覚的なものですか? 情報のようなもの?
君は 神と対峙したことは?
―ないです。
本当に?
―わからない。
本当にないと思う?
生まれた時、自分で何かを決めたり、判断する時にいろいろなヒントが降りてくる時に、気配は感じたことはない?
あなたが一人で決めていると本当に思う?
―それはそう思わない。
その時に何がいると思う?
それを自然に、そして真摯に受け止めていくと、見えるものがあるんじゃないかな。
―すごいヒント。たぶん、天皇陛下もそれとそんなに違わない感覚なのかもしれないですね。レベル感は違うかも。
まず、一人ひとりが神と離れることがありえないということがひとつ。
それは意識しているかどうかは別としてね。
―それを常に意識していることの一番上のレベルが天皇陛下なんだ。なんか少しわかるような。
そう。だからとても深く重く、言葉では伝えられない。
インスピレーションが起きるとき
―私たちは人生でインスピレーションが起きて、ああ、こんな偶然が起きるんだとか思うのって何回かしかないけど…。
インスピレーションが起きて、「あ!」って思うときに近くにいるものは何だろうか?
子供たち(=子どもたちはインスピレーションで生きる)はあなたがたが理解しようと理解しまいと、思おうと思うまいと、そんなことは関係ないんだ。
あなた方が笑っていられるのか、ワクワクしていられるのか、自分の中で組み立てながら、それを世に広めながら、自分で自覚しながら、さあ、次は何をするのかということが知りたいだけだ。
―それを地球規模でやっているのが天皇陛下だ。
そうそう。
―私たちは個人的なことだけど。でも、それは大変だあ。
そうそう。ただし、個人的な部分であっても、その霊性の部分を磨いたときにとてつもなく「無条件」という本当の意味を知るだろうね。
―個人が。
もちろん。
―機能としては同じなんだよね。
もちろん。ただ(天皇と)背負っているものはちょっと違うね。
―ちょっとどころではないでしょ。相当違うよね。
大嘗祭について「知る」とは?
だから、(大嘗祭について)質問をするということは、それに伴う(知ってしまった)責任があるということだから、調べてみたら? 自分で。自分でしか調べられない。それは感覚だから。それが感覚だというならば。
自分で一番やりやすい調べ方ですればいい。書くのが一番入るのであれば、いったん身体から出せばいいし。身体がどのように変化するのか、それを知りえた時に。
そしてその変化、自分の変化と他者の変化を同じなのか、調べてみたらいい。
―文章って個人一人で書いてない時があるって言うじゃないですか。小説家とかそう言いますね。
どこから降りてくるんだろうね。
―どこから降りてくるんだろうねえ(笑)
いいギャグでしょ。
―ギャグなんだそれ! だんだん話がすごくて。はあ~(溜息)
とてつもなくユーモアはあるからね。それぞれ。楽しんで。悲観しないで。
そしてまた、何も起こっていない時に、さも起こってしまったように悲観しないでほしい。それが欲しいのかと(神さまが)思ってしまうときがあるから。
―そうか、良くなるから地球は。こういうどんぶりな感じじゃダメかな。
いや、そういうことでいいんじゃない。それこそ本当に思いの深さってあるからね。
―そういう意識を持っていくためには、昨日(2019年10月22日)の即位の礼は非常にいいよね。いい影響というか。
とてもいいと思う。見せられる分だけ、見せたでしょ。まだ30日まで(儀式は)あるけどね。
―だから、大嘗祭ですよ。大嘗祭ってその一晩だけではなくて、これがずっと繋がっているんだ。
なぜ儀式が生まれるのかだよね。(人々に儀式を)見せるということがなぜ?
―そういう儀式とかをしないとわからないからね。
そう、だからあなた方のためなんだよ。国民一人一人のためなんだよ。
―じゃあ、国民一人一人が神様と一緒に新しいお米を食べ、神様のなにがしかが降りてくるってことだ。
そうそう。其れが毎度、毎度、毎度ある。
だから楽しくしていればいい。楽しいところに楽しどころがやってくる。離れたことはない。
(はあ~ 皆、ちょっと沈黙です)
―これ、かみ砕いて伝えるのは大変だよ。
伝えられるところだけ伝えればいい。わかるものはもうわかる。
だっていろいろな事柄、いろいろな部分で楽しく学んでいる。勉強しているのではなく、学んでる。
あとね、植物が育ちやすくてすごく育つ土地と、まったく育ちにくい土地が如実に出てくるから見ておけばいい。土とか、中の水、鉄分のせいだと思うけどね。
(2019年10月)
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