画像はヴォイニッチ手稿(不明Unknown author, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由より)
写本は「歌」
――ヴォイニッチ写本について聞いてみたいです。ローマにある古文書で解読不能と言われています。何語で書かれているかわからないけど、あなたなら読めるかもしれないね。
「読む」というのではなく、「歌う」とか「音を出す」という認識がいいかもね。
――古代の文字なんですかね?
歌みたいだね。
系図の流れを汲んだ歌じゃないかな?
――人のですか?
う~ん、(人の)「思い」の。
例えば魔女だったら、魔女になるためにはこういう系図があって、こういうことをやって、というような。
それは赤の他人でもその御霊を移すことでこうなるよ、みたいな、う~ん、そういうような歌みたいじゃないかなって。
植物との交流の仕方
――(上の写真を見せて)例えばこんなのもあって。植物の絵が多いみたい。(画像は、不明Unknown author, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由にて)
こっちが根っこだね。
これ、地下の白の民のところにある水晶の…。だからこれ反対だよね。
一時期、地下の青鬼とか赤鬼とかあったじゃない。地底人の。
その奥の方に水晶があったけどその近くの植物。これは草じゃなくて木のほうだね。
これ薬になる植物だと思うよ。食べ物でもあり、薬にもなる。
そしてその木に意思があるから、これだけ頂戴って分けてもらうの。
絶対に切っちゃダメなの。「ちょうだい」って言ってもらわないと。
その植物の取り方とか、意思疎通のやり方を書いているんじゃないの。
これらも生きているわけだから、これとの交流の仕方。
――植物のほうが人間より上だって。
上だよ!! だって5000年で若いんだから。
――こういうのもあるんですよ。
これ時間じゃないかな。
あ、これは星読みだ。これが「風」を読むの。地球の季節の風。
やっぱりこれは上から見た生命の木でしょ。下が星だから。
――何の図だかわかるんですか?
感覚だから。でも一番わかりやすいと思うけどね。
――西暦1400年に書かれているらしくて…。
だから原本じゃないんじゃないですか。その時代の人にわかりやすく書いたんじゃないの。
音だと思うけどな。
揺らぎがまだあるから。
重ねたほうがいいんじゃないかな。重ねるよね。
(上の写真の3枚を重ねて透かしてみるという意味)
そうするともっとわかる。
――写本はアーカイブに公開していると思うので印刷してみようかな。解読してローマに送ってみるとか。
人間の形の木の実もあるからね。ほら、「十二国記」(小野不由美のファンタジー小説)にあるじゃない、人間の卵がなる木があるみたいに。
――不思議な絵だね。
それでね、ウソの絵も入ってる。なんだこれっていうものもあるよ。なんで入れているかはわからないけど。そこで(見た人が)何を得るかだね。
言葉だと決まりきった見方ではなくて、これとこれを組み合わせたらとか。特に星読みは。
一番わかりやすいのは京都の陰陽師の羅針盤みたいなやつ。
それって二つ重ねてずらして表してるでしょ、それと似たような感じ。
でもほとんど「音」だよ。
――昔のミュージックですか?
そうではなくて、もっと根本的な音。サラサラサラ~とか。
子供は風が見えるっていうでしょ。音で見る。風が通ったとか。
(続く)
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