前回の続き。死後の世界についてのメッセージである。四十九日や葬式など昔からのしきたりにも意味があることを教えてくれる。
死者と生者とは交わってはいけない
(四十九日の間は)経験をするの。モノも持てないし。(生きている誰かに)話しかけても聞こえてないし。
だから昔のもの(昔からのしきたり)でもなくしてはいけないものもあるの。お葬式を簡素にするのはいいけれど、お葬式をやることは大事。
―(霊が)見えていると、目が合うと、ああこの人わかっているからって色々聞かれちゃうわけね。
そういう霊っていろんな人の声を真似するの。私の知り合いの声で、「ねえねえ」って。
だから、呼ばれたと思って振り向いちゃう。
まさかこんなところにいるわけないから、なおさら振り向いちゃう。そして振り向いた瞬間、危ないからパ~ンって祓(はら)う。
それで私が怒る、危険ですよって。その人(霊)が危険なんじゃなくて、
いいかい、この世の理(ことわり)とは、死の理と,生者の理とあって、絶対に交わってはいけない。
あのね、49日の間に夢見とか、先祖さんが介入して教えてくれるのはOKなの。伝えるとか。
死者とは縁を結ばない
でもそれ以外に、スっと寄ってくるものはあきらかに悪意のあるものが多いんだ。だから縁を結んじゃいけませんよってこと。向こうは必死だから。向こうは欲望に忠実だから、身勝手だから。何も考えないから。自分の欲を満たそうとするから。
―それはこの世に心残りがあるんですか?
というよりも、見えると。例えばね、見えるでしょ、聞こえるでしょって迫ってくると、(こっちは)我慢できなくて反応しちゃう。私は一発で弾く。そうすると来ない。
やさしさなんか見せることはない。
行くところに行くしかない。
それは生者のためにも死者のためにもいいんだ。
しきたりの意味
―うちの地域ではお葬式で出棺の時にグルグル回って、行く方向をわからなくします。
それはとてもいい方法。
―そしてお茶碗を割る。結婚するときも割られるの、もう戻ってくるなって。
やるべきだと思う。あやふやはダメなんだ。霊柩車も角、角をまがったりするし、通る道を変えたりする。要するに幽霊ってまっすぐにしか行けないと思われている地域もあるからね。
―うちの実家のほうは、じゃ~んってどらを叩いて鳴らして回してから霊柩車に乗せる。
昔からのしきたりは理にかなっていることが多いんだよ。
―皆覚えておこうね、死んだら死んだってわかるようにしておきましょ(笑)。
(続く)
(2020年12月)
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