(あの世とこの世(1)の続き)―そっか~、死んでみないとわからないね。
ね、そこなんだ、死んでみないとわからないというのが初期設定なんだ。私はわかっているから、向こう(あの世)もこっち(この世)もリアルなんだ。向こうでは「思う」とすぐ出てくるから、嘘がつけない。なんでもできるから向こうにいると飽きちゃうんだ。
完全体だと達成感はない。満たされ感はあるけれど、慣れてしまう。向こうでは自分の時間年齢になれる。二十歳でもなんでも。
―そう言えば、何かで、向こうでは、小さい時に亡くなった人は20歳まで成長できるし、それ以上で亡くなった人は20歳の姿に戻れるって。なんだ、アンチエイジングする必要ないじゃないって…(笑)
赤ちゃんで亡くなった人は20歳まで成長するんだよ。幼児や小学校で経験を積んでると、その時の友達を思うとその時の年齢になるけど。年を取って亡くなった人も、親族の前に出てくるときにはわかりやすい年齢、認識しやすい姿で出てくるけど、20歳までは戻っている。
そういうふうにニコニコしている人たちは比較的人を思いやったり自分を思いやったりした人たち。そうでない人たちは自分の容姿を全然気にしていない。人のものを窺っているばかりだから。だからどうなりたいかだな。
―あちらの世界を知っている感覚ってすごいですね。自在な感じがすごい。
でもね、知っていると責任があるんですよ、それでその責任が細かくてめんどくさいんですよ。
―ときどき、言ってはいけないことを言って怒られてるんだよね(笑)
ええ。
―誰に怒られるんですか?
おやじさん。この身体のお父さん、お母さんではないよ。それはこの世界に生まれるための人たちだから。
―指導霊とか守護霊とか?
もっと上。
―不自由ですか?
いいえ。不自由の中でいかに自由にするか。それはとてもおもしろい。不自由の中で、よし、ここは突破できたと自分のかけらをあつめることは楽しいじゃない。所謂自分探しなんだから。(2017年5月)
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