周囲に合わせず、個人個人が選択できる時代

我慢しながら定年まで同じ会社で働くことをよしとする時代から、体質が合わなければ、自分に合った会社を探して転職をする時代になった。周囲の同調圧力がかかりやすい社会から、個人の選択に委ねられる社会へと変わりつつある。一方で、そうした個人主義の波を受け入れられない世代も一定数いるようだ。

自分がどうしたいかを選択できる

 

もう、時は過ぎたんだ。それは良い時代の時だ。今のここのうねりの時代では。

――確かに。うねりですね。この変革の時代は。

――あまりに社会の変化がいろいろあるから、一人一人がそれに対応できずにバラけてしまうという理解でいいですか?

そう。だから逆に言うと、今はそれだよ、今はそれもありなんだけど、あれ、そうしたらこういう動きができるんじゃないのって…。

――まだ、経過、途中なんですね。このままずっと行ったらつまんない。

この経過の間で、なんでもできるの。逆に。

だから、人がどう思うではなくて自分がこうだからこうなんだけど、どうよ、になる。

――どうよも何も私はこうやっているのって。

そう。今はね。

それが、(私は)こうやっているの、どう思う? になるの、次は。

――あとはあの人こうだから、ちょっといいかもって(遠ざけて…)。

そうそう、だからその過程なんです。今が。

そのプロセスだから、何でもできるよって話。

逆にね。じゃあ、何かやるとしたら、何をする?

――という一人一人の選択になる。

そう。選択して、動いて、それは昭和臭さ満載でもいいの(笑)。

それが好きな人もいるから。

「これ、みんなに受け入れられないかなあ」 いや、案外受け入れられるかも。

一周、二周回って、これいいんじゃないっていう時代だからね、今(笑)。

だから、何でもありなのよ。だから表現をするべきなの。

それが嫌な人は来ない。

昔はね、いやでもちょっと見てみようかなってあったの。

今は嫌なら見ない。

――確かに。これってざっくり言うと社会の「分断」が進んだんですか?

そうです。細切れです。バラケたんです。自分で選択できるんです。

ちょっと我慢しながらここにいるが、もうなくなったんです。選べるってこと。

ジャッジメントの選ぶではなくて、自分はどうかなって。

――これもしてみたいとか。

そう。スススススっていけばいい。

それで合わなければ抜ければいいそれができるようになったんだ。

これをやったから最後までやろうではなくて。

――周りの人がこう言っているから、ここはちょっとこうしておかないとまずいかな、みたいな感じ(同調)ではなくなったんだ。

ない! それが。

だからスッキリ見える。

 

変化を受け入れられない旧世代

 

ある人にとったら寂しいかもしれない。ある人に取ったら肩透かしかもしれない。

えばっていた人にとっては、取り巻きがいなくなるわけだから、え~~、になるわけだ。

その時に「自分」を見るわけ。

(権威、権力のトップだった者達は)あれ? 私何を持っていたかしら? 僕は何を持っていたかしら?

これはなくならないけれど、これはもしかして勘違い?

――そうやって気が付く人はいい。

それがまた気が付くようにできているんだ、いやでもね。

そこでズンと落ち込むか、落ち込んでる暇ないなあ、じゃあどうしようかってなんか気楽になっちゃう、というパターン。

――落ち込んでいる人、結構いる。ずっと働いてキャリア積んで、60歳過ぎてこれからの人生どうするかって…。なんか違うものを始めなければいけないって大きな会社に行って、とか。結構荒れてる。だから近寄らないようにしてる(笑)。

自分はみんなに親しまれていたのに、ふっと見たら誰もいないから、あ~~~になるわけよ。

でもどんな風になったとしても自分を見る段階になるわけだから。

昔はまあまあって宥(なだ)める人が近づいていったけど、今近づかないから。

――なんか、ものすごく世界が変わったんだね。

ええ。

――今、具体的に言われて、なるほどって。すごくなるほどって思った。安心した。

だから自分の選択は間違ってないよって。

これはジャッジメントじゃないから。ジャッジメントと選択は違うから。

――ひとつは終身雇用がなくなったこと、それは大きいことですよね?

例えば社長がえばっていた時代もあったけど、会社が動かなければ、ここもあるよって社長が提示しなければならなくなった。

社員が社長を選ぶ時代

だから社長も、社員に社長にしてもらっているんだなって自覚ができる時代なんだ。

(2025年3月)

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