「今」を生き切る

チベットの山奥に住む高僧の話題から、今を生きる私たちの日常へ。今を生き切る生き方は、子どもたちに見習うべきだろう。

 

今、何を選択するかだけ

 

(チベットの高僧たちは)時間軸の感覚が違うんだよ。

――その人たちは私達みたいにこれをどうにかしなくちゃとか、未来をどうにかしなくちゃとか思っていないんだ。

今ここにいて、今ここで何を選択するのかを一番大事にしている。

――その人は自分に正直なんだ。

自分にとってというよりも地球にとって。

自分は地球に守られているから、とてもとてもとてもとても幸せで安全なんだ。心配事なんかないから。

――それいいなあ。仙人みたいだね。

日本で言うと仙人に近いかもね。

今生まれてきている子供たちって半分以上そうだよ。

以前の子どもたちと同じもので遊んでいても、全然見る目線が違うから。

――へえ~。でも年取った私たちは~~?

まだ、若いよ、あきらめるなよ(笑)。

日本人は特に年齢云々っていうけど、われわれから見たら若いから。ここにいる人すべて。

――それは「われわれさん」は何億年も生きてるんでしょ~(笑)。

だから言ったでしょ、植物の部分があるんだよって。

植物のほうが年齢上だ。まだまだみなさん若いから、見なさいということ。

「見る」ということは「聞く」ということだし。ただし動くということではない。

見て聞くということはその場を精査するということだ。これはお茶なのか、色は何なのか。それだけの事。

だから観察しなさい。年齢を当てにせず。

――老眼だとか言わないでね(笑)。

 

「今」は一週間後に答え合わせ

 

みんなできる言い訳はしないんだよね。できない言い訳しかしない(笑)。

子どもはペットボトル一つとっても全然認識、見方が違う。

――基本的に子どもってそういうところはあるけど、ますますそうなっているんだ!

で、子供が言うのは、「だってそうなんだもの」 だからそうなんだよ。

時間軸が違うから、「今」に生きられるんだよ。

今に生きた時に、この1日、1時間、1分1秒で何ができるのか、何を選択するのか、何を排除するのか、自分たちで決められるということなんだよ。

選択肢だよね。

それを自覚してやるというのは難しい。でもある部分の自覚はできるわけ。

何時に帰ろう、何を買って帰ろう、どうやって動こうとか言う部分はね。全部「選択」だからね。

そして今のこの部分に生き切ることができれば、この場所で未来は変わっているでしょ。

今、この時間、この時は、一週間後のこの時間この時の答え合わせだ。

(2021年11月)

 

★よりたくさんの方々にこのブログを読んでもらいたいと思っています。記事がご参考になりましたら、以下のクリックもお願いいたします。ブログランキングでは、他にもおもしろいブログに出会えます。

人気ブログランキングへ

精神世界ランキング