経験を伝える

――昨日ある方と話をしていて。今40代ぐらいは「ロストジェネレーション」と言われていて、バブルの後の世代。就職も厳しかったし、一部を除いて収入も頭打ち。子育て、家事は父親もやらなきゃならない。なぜなら奥さんも働かないとならないから。自分の父親は仕事だけをしていて子育てはほとんどしていなかったから見習う人がいない。だから必死にバタバタ生活していて世の中に意識を向ける余裕があまりない。そして、バブル世代が上にいて、仕事でも能力があっても昇進しにくい。この世代が世の中の中心、動かしていく時代になったらどうなるんだろうと。そういう視点がなかったから興味深かった。確かにこの世代が中心になったら社会は大きく変わるだろうと思った。

――一番大きいのは終身雇用が崩壊したことですかね?

飽和状態になったんですよ。すべてがあるから。選択ができなくなった。

――私たち古い世代はどうしてたらいいのかな? って思った。想像できない社会になるのかな。

想像しなくていい。

想像するのではなくて、そこに一個人として立っているという認識をすればいい。そこにいるから、もう。

なぜなら、今生きているから。

――そういう視点でいえばその通りですね…。

だからこそ、そこにいる、という認識だけでいい。

なぜなら創るのは若い者たちだから。

それから知恵があったり、経験があったりするのは年齢のいったもの。(それを)伝えればいい。

それも自分の経験したものだから、経験したことはとても強いから。

それを伝えればいい。

それはとても楽しいことだ。経験したことを伝えられるからね。

そして伝えられる者はそれを踏まえたうえでいろいろな事柄をやるだろうから。なぜなら、その時、その世代で生まれたものだから。DNAから違うんだ。

――だから若い世代は野球の大谷さんみたいになっちゃうのかな(笑)。

――えっと、今日は話の流れがかなり厳しい感じですが。社会が変わっていると言い出していて。

変わっているのが見えてきた。ある程度壊れたので見えてきた。

――それでは、経験があまり役に立たないのではないのかしら。

「経験がある」ということはいつの時代もとても重要なんだ。

――私たちは価値があるとも、あまり重要だとも思われないです…。

逆です。とても重要です。

価値があって聞きたがる若者や、知りたがる者たちが増えてきます。

なぜならツールが変わる、道具が変わる。今までの道具ではないから。だからこそ、経験を伝えてほしい。

――社会構造が壊れたその先にね。

そうです。壊れかけている部分においても、怖がらずに。それはもう役に立たないので壊れる。だけど経験した者たちはとても役にたつ。

だからこそ、若者たちと呼ばれる人たちに、伝えてほしい。だから面白くなるんだ。

(2021年7月)

 

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