土地は人間のものではなく、神々のものだという話から。
土地神と忌地
――ほとんどの人は、土地は地主と不動産屋のものだと思ってますよ(笑)。小さく言えばね。
地主とか不動産屋さんという人たちは、これは違うんじゃないのということを往々にして知っているからね。
――そうなんですか?
不思議な経験はするでしょうから。
――するんだ!
――よく、「忌(いみ)地」とか言いますものね。
そりゃあそうでしょう。そしてそれが如実になってくるんじゃないかな。もう少しね。
ここは本当にダメなんですよっていう所と、ここは本当にいいですよって所も出てくる。
――それはどういう基準で?
神様基準。
それと土地神の基準。
――忌地って土地神がいないの?
いる。ただし土地神が怒ってる。
――そういうところで野菜を作ったら?
え、食べたいと思う?
土が死ぬじゃない、まず、野菜が育たない。野菜を育てる前に、儀式としてやる必要があるでしょ。
――近所の神主さんとかにお祓いしてもらってから。
近所の神社さんや神主さんに力がないから、そこが忌地になるんだよ!
――忌地になるっていうことはそこの土地神さんが怒っちゃった、怒らせちゃったのはやはり人間なの?
人間がいなければ忌地が存在しない。
動物にここは忌地だから入んないでねって言ってもね(笑)。
だから、知るという行為、わかるという行為はとても重要。ここは忌地だよ、とか。
――でも、ここは忌地って看板があるわけではないから。
人はわかる。見たらわかる。ここは入ってはいけないって本能でわかるよ。
(2022年11月)
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