今週(11月14日~15日未明)行われる大嘗祭への大事な話になる。霊的な何かが降りるのだろうか。
―今は大嘗祭が終わってから伊勢神宮には行くよね? 大嘗祭って、天皇霊が降りる儀式だよね?
まあ、降りるといいけど、それはなぜかっていうと、まだ前の天皇さん亡くなってないでしょ。
ある意味特殊だよね。
―まあ「あちら」の世界だから、天皇霊が二つに分かれるから小さくなるってものでもないでしょう?
まあ、そうだけれど、だからといって大きくなるとも言えないよね。
―前の天皇から何か引き継ぐものはあるんですか?
あります。天皇さんを守っていたもの(者・物)が、現天皇さんに移ります。
―今の上皇様のお顔と天皇陛下だった時のお顔と違うじゃないですか。だんだんいい感じの翁顔になってきた気がする。責任を下したというのもあるけど。
縁が切れるわけではないけど、(縁が)なくなっていないからね。
でも今まで手厚く守ってきた者が今度は新しい天皇さんを守るということになると、気構え、雰囲気が違ってくるよね。
―守ってきたものって、見えないもの、見えるもの、巫女さんとか、どちら?
両方。まあ、降ろせる巫女がいなきゃね。
―今の天皇陛下は、そういう(霊的な)素質があるんですか。
ある。あるようにスイッチが入る。
逃げられはしない。
それはそこに生まれてきたから。もしくは生まれられたから。
―やはり、大嘗祭が終わった後の天皇って違ってくるのかな。
顔を見てて。
それから所作と言葉を見てて。
―大嘗祭で神様が降りたとかは絶対に表立って言わないよね。
絶対に言わないし、言ってはいけないの。言の葉を使ってはいけないの。
―昔の言葉を使うんですよね。
それを練習するのも大変。
大和言葉の前の言葉だから。
ここからは「大嘗祭を迎えて」のテーマの最後のメッセージである。三種の神器についても語られる。
天皇としての覚悟
―(大嘗祭で天皇には何がしかの霊が降りるようであるが)当の天皇本人が神様が降りたなんて言えないんだ。
そんなことを言う天皇であれば意識を乗っ取られるだけ。
とても命がけのもの。
それは自分のための命じゃないんだ。日本国民、日本の神々のためのこと。
日本は八百万(やおよろず)の神々、九十九(つくも)といわれるほど多いんだから。
―その神々のため、ひいては人のため、日本の国土、そして地球のためなんだ。
そこから地球にスイッチが入るんだ、ボタンと一緒だからね。意識のボタン。
―そのスイッチが入ったってわかるといいよね。たしかにあるだろうね。
(大嘗祭を行うと)もう、元には戻らないんだって。
―その覚悟で生きていらっしゃるんだ。
昭和天皇はその覚悟がなければ、「いね」といったからね。
その覚悟、重さがあるから生前に息子に継がせなかった。
息子は一回退位を勧めたんだ。でも私は死ぬまで天皇だって。悩んで悩んでそれでもやり切ったんだ。それだけ自分だけではない重さがあるんだな。
―歴代の天皇で昭和天皇くらい大変な思いをされた天皇はいないって言われているね。
三種の神器の役割
―大嘗祭の時には天皇が持っている三種の神器が稼働するわけですか?
まあ、稼働するんじゃない。
三種の神器はイメージだからね。守る、切り開く、己を律するものばかりだよね。
鏡で心をただし、勾玉で身を守り、剣で民を守るでしょ。
それに「ある」という形が大事。みんなが「ある」という思いを持つことが大事だよね。だから箱だけでもいいんだ。みんなは箱の中にあるのねって思えばそれもエネルギーになるんだよ。極端な話。
―大嘗祭が行われると、日本のエネルギーが上がるとかあるのかな。
上がる下るではなくて、今まで開かなかったものが開き、その中で必要のないエネルギーが閉じる。だから新しくなる。
―それは目に見えるものなのかな?
みんなわかるんじゃないの。
変に熱狂するし。わからなくても変に熱狂するし、変に冷めるし。人っていうのはね。
(2019年10月)
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