儀式の所作
――(諏訪の大祝の話から)伊雑宮のお祭りも暑い中(6月)、一日がかりで大変そう。ちょっとづつは変わっていくかもしれないけれど、一生懸命みんなで続けているんだろうなって…。
本当の意味での儀式的なもの、簡易的な儀式でも、残っていることは重要。
簡易的でない儀式も見てはみたいけれども、なかなかそれは見れまい。
――皇室の儀式も。
朝からやっているから。
みんなが知らないうちに、朝起きてから素足でやってからね。
ただ座っているだけではないよ。
所作も全部覚えなければならない。
――そういうのは、口伝で伝わってきているんですか?
口伝です。
――文字に起こしたら伝えられないことがいっぱいありますよね。
中で祝(ほうり)の事務、大祝の事務、それから口伝の部分、こういう場所でこういう道具を使う、こういう場所で頭をこうやってやるっていうのがあって、それを毎朝やっているわけだから。
隠れ巫女の存在
――女の人の厳しい巫女さんが皇室に入って。内掌典っていう。
隠れ巫女ね。
――ちょっと違うと(天皇陛下が)怒られるっていうか、ちゃんと指導してるって話。(YouTuberの)TOLAND VLOGに保江邦夫さんが出ていて、伯家神道の祝の神事を伝えてどうとか、っていう話の中にそんなこと言ってました。
隠れ巫女の中に、神憑き巫女といって、自分の身体を神さんに与えてしまっているから、自分の性質、性格、感情、がない。
――人がいるんですか?
人。
神人。
稀人。
――本当にまだいるんだ!
その者が神から、宣託を受けて、小さいムチみたいなので、そこ違う、ピシって…。
――天皇陛下が所作をやった時に違うと「違います」って。
違いますじゃなくて、ピシって。
言葉が違う。
神の言葉だから、人の言葉ではないから。
――その人も死ぬでしょ。
死なない。
――たぶん変わっていくと思う。肉体としては変わっていくけど。
だから、教えているのはずっと一緒。
――「われわれさん」から見たらずっと一緒かもしれないけれど、私達から見たら、違う人だよ。教えていることは同じでしょうけど。
昭和天皇が一番所作がお上手だったんじゃないかな。
そして一番面白がっていたんじゃないかな。
――あの方もすごい人生だったよね。
――この話を聞いたら、日本は大丈夫だってちょっと思えるよね。
全く(大丈夫)。
ただ何を選び、どうなりたいのか、覚悟をどこに持っているのかは問いたいけどね。
――ずっと同じことをおっしゃってますよね。
とても重要だから。
特にここ3年(2025~27年)は。
(2025年2月)
天皇陛下の行う神事、そしてその存在を支える隠れ巫女(みこ)についての3年前のメッセージを再掲したい。 神事の見直し ――以前のメッセージで何度かあったのは、天皇陛下(=現在の上皇)が何かの神事を端折っ[…]
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