天皇が日本だけでなく地球にいる代表であるということ。神と神を結び付け、神と人とを結び付け、祈り、祈り、祈りの連続である。海外の地震、テロでも同じように嘆き悲しみ、同じように祈りを捧げる。そうした過酷な立場であることを知っているそれぞれの国の代表もいるという話から。
―イギリスは(そのことを)知っているよね。
イギリスだって王族、イギリスの国の代表となっているけど、やはり祈りを捧げることは、違う形だけれどあるから。見せるということで。ある意味お人形さんになるっていうことをわかっていてなるからね。それはどんなに大変なことなのか。
今回(天皇陛下は譲位によって)、ほんの少しの間だけど、人に戻るわけだよ。(神との)契約を移行するわけだよね。現天皇は。なるべく長く過ごされて欲しいけれど、さてどうだろうかっていうのはあるよね。
でも、ゆるりと過ごして欲しいなと思うよ。それほど過酷だから。で、それを(ご本人が民衆に対して)過酷だと言うわけないじゃない。だからこそいろんな人がその思いを汲んで欲しいなと思う。誰を責めるわけでもなく。
―なんかいろいろ感じさせられますよね。
なんで感じさせることができるのかって、それが真実だから。
―テレビのインタビューとかで天皇皇后両陛下をじかに見て、光っているって言ってる人が何人かいたけど…。
光っているんだよ。文字通り光っているんだ。和魂と一緒よ。なんでそこにいらっしゃって立っているだけで存在感があるかって、それだけの重みがあるからだよね。
―それは本当にすごいものがあるね。人じゃない感じだね。初めからそうではなかったですよね。美智子様も。いつごろからそんな凄みが出てきたのかしらね。
いろんな苦しみ、悲しみも含めて経験して、こういうものなの、私はこれしかできない、でも私はこれができる(という心境)になった頃からだろうね。支え合っていてね。
―(夫婦で)喧嘩とかしないんだろうなあ。
喧嘩する暇がないんだ。その時間がない。その時間があれば二人でいる時間を慈しめたらいいと思っていらっしゃる。
いってらっしゃいませ、お帰りなさいませと言ってくれる人がいるということがどんなに凄いことかというのを知っていらっしゃるんだよ。
―やはり住む世界が違う。
少しでもそうなればいいよね。亭主元気で留守がいいではなくてね(笑) まあ、それができる幸せ(もある)。(続く)
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