地鎮祭(3)

ここではある住宅地にある木についての相談を行った。

―ある家の隣の土地が売却されて、境の木を切らなきゃいけないんだけれど何かしたほうがいいですか?

結構大きな神様がいるけど、あきらめてため息ついているから動いてくれる。小さい空き地の草が生えているところに移るって。(相談者は、その場所はわからなかったが、後から思い当たる。)切る木には、いつ切るからと話しておいたほうがいい。そうしないとかぶっちゃう(=影響を受けてしまう)

―ちゃんとお酒とか上げる、そういう気持ちが大事なんだね。

木霊がそういう挨拶をしてもらうと、ほかの木に宿ることができる。土地に関わることがやたらと起き始めたんだ。地震が頻発しているからかな。微妙にズレができて、治まっていたのが治まり切れなくなったかな。逆に誠心誠意やったらそれも伝わりやすいってことだ。神様から土地をお借りするって気持ちでいると大事にするじゃない。共存するっていうのが一番の望みだから。だって、自分たちの土地ってないから。

―土地を売買するっておかしい、地球だからね。(木の精霊、木霊さんの様子の話や、ねずの木は強い精霊さんがいるとか….                    

日本中の木や土地には精霊さんがいるから、ちゃんとご挨拶をすれば大丈夫。そして、人よりも通じやすい。裏表がないからね。自分が住まうところに対しての畏敬の念が少なくなってしまっている。見えないものがどうとかではなく、生きるという中で自然と共存するという気持ちでいてほしいね。家を作って売る側も。

若い人たちが知らないので伝えていかないと。今回はしょうがないと動いてくださるけれど、怒ってしまっていたら私たちでも手は出せない。怖い。そうならないための地鎮祭なんだ。

ちゃんとそういうことがされなくなったのは、人間の驕りだ。そして人間同士でも感謝がなくなってきた。若い人たちに伝わっていないし、知ろうとしていなかった。でもこの頃少し変わってきたかもしれない。若い人たちのほうがある年代の人たちよりできてるよ。

―(先述の「空き地」に思い至る。)

土地神さんがしょうがないってそこに移ってくれる。でも守りは薄くなるよね。土地神さんが移ってしまった土地に信心深い人がくればまた小さい土地神さんが生まれて育つでしょう。(2017年10月)

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