奢った人間たちに「No」と言った古古神の話と、祟りの本質とは?

もう古古神(=古い神様たち)(奢った人間の現状に対して)NO」と言っているからね。

――そのあたりが動いているので止められないなあっていう感じはあるね。

止められないならそれなりに見せればいい。古古神さんたちの動きを少しでも緩やかにしてもらうには、奢(おご)らなければいい。

――北海道地震(2018年9月 北海道胆振東部地震)で被害の大きかった厚真町はアイヌの方たちが多いところらしい。ということは古い神様たちがいらしたよね。

そう、たくさんね。だから近づきすぎず離れすぎず。

人間が奢りすぎて(古古神との)契約が執行しずらくなったんだよ。

尊敬と慈しみと。それが薄くなったんだ。

 

――何かの本で、日本にアマテラスが率いる神様が入ってきたときに、古くからの神様がちゃんと祀ってくれれば日本をアマテラスたちに預けると約束したのに、ちゃんと祀らなくなったからおかしくなったって…。

まあ、ホントに単純に言うとそういうことだ。すごく単純に言うとね。

それ以外にも、人間たちが慈しんで、育んで、感謝したら土地が柔らかくなるでしょ。それが祈りになるでしょ。それがぎすぎすし始めたんだ。だからもう一度自分たちのできる範囲でいいから思い出してほしい。

――ここでこの話を聞いて、どこかで少し思い出して少し行動を変えるだけで違うかな。

すごく違う。すごく変わる。とても重要なことなんだ。(続く)