ここ数年、世間をあれほど騒がせていた北朝鮮の指導者・金正恩に関する動向は、2020年になってからさっぱり聞かれなくなっている。過去のメッセージを拾って見えてくるものは、独裁的な強権の指導者像とはまるで反対に、恐怖に怯える男である。暗殺への恐怖から影武者を使ってきたが、本人はすでに意識がないという。