どんどん暴露される年
――映画「黒牢城」の話から。
――Rさんは何でその映画を見ようと思ったんですか?
黒田官兵衛がおもしろいじゃない。織田信長が一番好きだから。
――黒田官兵衛ってどういう人だと思いますか?
機知に富んだ人。でも最後のほうはいろいろ成功体験をしすぎちゃったせいでおごってしまったという。
いろんな諸説があるからそれもまたおもしろい。こちら側から見ればすごい悪役、こちら側から見ればすごい苦労人。
動き方とか、受け取り方、受け取らせ方、人を動かす動かし方。今に通じる部分もありつつ。
――私、大河ドラマとか全く見ないから全然知りませんが、人気キャラなんですね。
今私が、いろんな人に言っているのは60年に一度の丙午だから、良いものも悪いものも上がっていく、悪いものは暴露されてさあ、これはどうしましょうか、って…。
例えば、病院、銀行、警視庁、警察、検察、昔「秘密裡」と言われていたものが、どんどん暴露されている。
みんなの目に映るからみんなが判断できるようになってきた、そういう形になっていく。暴露されたくない人は慌てているけど、そういう時代だからしょうがない。
諸外国もそれを踏まえながら、茶々入れてくるし、日本国という在り方をもう一度見直す年になる、今。
だから、逆に、楽ばる(=頑張るの反対の意として) 単純にして、ごちゃごちゃさせないで。
これだから、これ、これだからこうなんだ、じゃあ楽しみはどこ? とやったほうが、スルっと行く。
――あまりにごちゃごちゃし過ぎているときは、そうした方がいいってこと?
その方がいいよ、そのために手伝う者たちも出てくるから。
ある部分は単純に動いたほうが、勝ち。今日のことは明日にまわさない、なるべくね、無理せずに、そしてダメなものはダメ。
今年(2026年)、60年に一度の丙午、来年2月11日までだけど。
見つめ直す年
――丙午ってそんなに力が強いの?
とても強い。
だからそれを恐れた、そういう時に生まれた者たちは、と。
――丙午生まれの女の人は、って言うよね。
男の人も。なぜそういう認識意識が生まれるのか?
逆に言うと、守られて一番強い者なんだけどね。
――今どんどん暴露されるという流れは止まらなくなってますね、ネットでも。
だから、在り方を見つめ直す時でもある。暴露したら良いってものでもないし。
だけど、みんなが判断できる、いろんな角度から、というのは悪いことではない。
――変革が来ているというのをひしひし感じる。
ただし、その時今までの経験上、自分の困ることを人にやらないとか、常識的なこと、自分たちに対してのところで…。
ここの自分は自分だけれど、もし相手の立ち位置ならば…、見え方としたら…、を一つ(考え方として)入れるとまた変わって見えるのではないかな。
それが試されている一年。それは個人でも、全体的なことでも。国と国もそうだし、地域と地域もそうだし。
だから切り離さない、ただし下手につなげない。でも認識するということの大事さはわかると思う。
周りも含めてね、それに対してどう思うかは個人の自由だけど。で、自由というのは、ルールのあるものだから。
ルールのない自由というのは、無秩序。
そこの違いが分かってきつつあるんじゃないのかな。特に若い人たちが。
――分断だって言ってるけれど。
分断を感じているのは、経験値が少し中途半端な大人だよね。
――年齢の下と上の分断がいちばんわかりやすいというか…。
わかりやすいけど、60年前はまた同じようだったよね。昔から言うことで同じだよね。
原始時代からあったよ(笑)。それこそ歴史に倣ったほうがいい。
――ただそれが今、極端になってきてる。原始時代はインターネットは無かったからね。今、世界の果てまで情報が届くからすごいですよね。
それは偽の情報であろうとなかろうとね。
――だからデマは昔も多かったでしょうけれど、今のほうが多いですね。デマは出しやすいし、作りやすい。
そして、消えない。
――もう、自分の周りだけ見ていこうかと思うくらいだよ。
それは反応として自分の周りをまず整定してみて、自分も含めて、その中でも居心地良いように。
そうするとそれを見た者たちがいて、その反応が広がって、と。バタフライ現象(始めの小さな違いが、のちのち予想できない程大きな結果を生むこと)が強いからね、今年は。
認識を広げる
――政治家のお金の流れとか全部わかるサイトができていて…。また、今までの発言も全部わかるサイトも。作った人、すごいです。
(政治家は)出来レースでこっちとこっちが仲が悪いと思いきや、仲良かったりね。
――裏で利権でつながっているから、良いように言ったりね。
仲が良いように見えて仲が悪かったりね。
だからその職業なら職業、肩書なら肩書に、人が、何を乗っけているかだよね。政治家という肩書はこういうものとか。
――地方の市議会とか町議会の議員さんって、働いてない人多いって話を聞くよ。
みんなが一番集中して一番頑張るのが、「私に清き一票を」
――その時だけね、政治家にとって選挙は「結婚がゴールだ」っていうのと似てるね(笑)。
そうそう、続くんだけどねえ(笑)。
だからその部分で認識をどれだけこの時代のこの一年で見つめるかだ。変えるのではなく。
――この一年で自分はどういう認識をしているか、他人はどういう認識をしているのかを、見つめるのね。
そう、見つめる。見つめるというのはジャッジメントではないんだよ。
自分はこういう認識をした、こういう認識を持っているんだ、これはある程度柔軟だ、これは固まっている。
――自分の持っている認識を認める。
そう、それがあると認めなければ見ることもできない。
――そこからだね。
そうです、そこからです、自由なんです。
――このこだわりのある認識にしがみついていようぜ、っていうのもありだ(笑)。
ありです。なぜなら、こだわりぬいている認識を自分の認識と、認めているから。
――なるほど。でもなかなか人は自分自身の認識をこうだって認めるのって難しいよ。
でもそれを否が応でも他の人のいろいろなもので見せられる、今年は。
だから、自分はどうなんだろうと、ふっと考える。
――違うものをみると、自分の立ち位置がわかる。
そうそう。(他人は)鏡でもあるし、いい悪いではなくて。もっと肩の力を抜いて、というのもね。
――見ないでいたいものが、見ようと思ってもいないのに、見えるようになったり…。
そう。他の人がそれを見せてしまう。人は気づいてしまうと気づく前に戻れない。
だから、責任も出る。知らないほうがいいこともあるよって。
知りたいと動くのはいいけれど、知ったらその責任に対してどう思うの、そういう認識でいるの? って問われるね。
(2026年5月)
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哲学的な内容であるが、テーマはいつもの通り「認識」についてが中心である。「われわれさん」より逆質問から始まる。私たちはすぐに「一般的には」と考えるが、受容できること、認識すること、判断すること、行動すること、何もかもすべて人それぞれで違って[…]