天皇陛下という存在

どうして私たち日本人にだけ、天皇陛下や天皇制という制度が存在しているのだろう?このテーマは、何気ない質問から場の空気が変わったことではじまり、天皇陛下の「有り難み」を考えるきっかけとなった。右翼であるとか、左翼であるとか、そうした思想がまったく入り込めない、人間の理を超えた世界があることを感じさせられる。(2014年11月)

(ある話の流れから)逆に知識は持っていない。これは器(うつわ)である。

―天皇陛下は器ではないのかな。普段は何のメッセージも発してない。依代(よりしろ)になっているわけではない。

あなたはその御方々がそこにあるときに、何も言葉を発しないときに、何も言っていないと思われる?(ここで非常に厳しいテンションでの口調となる)

―何かの情報は発しているということ?

そのものが入って来たときに空気が変わるというときがある。

―(たしかに「われわれさん」も)そのたびに空気を変えている。天皇陛下ぐらいになると、日本の空気、地球の空気を変えているかもしれないな。

依代(よりしろ)ではない!そこにあるべき、あるもの、あるからあるものではなくて、あるべきあるもの。

―それがあることによって、存在足らしめられているものが大きいということか?

変わるのではなくて、変わらないものがあるということは大きいと思うけど。

変わりえないものだ。

―そこに変わりえないものがあるということで維持できているものがある。僕らは当たり前だと思っているけれど。ずっと存在しているもの。ここで、天皇というシステムがなくなったらどうなるか、畏れ多いことを言っているが。

システムは人が作ったもの。存在があるというのは神代(かみよ)が作ったもの。理(ことわり)が違う!

ゆえに孤独をよく知っている御方だし、喜びもよく知っている御方だ!

―では、人間の理を超えてるんだ。

超えていなければ、真実は見えないでしょ。

―そういう物が存在しているという、あらためて思うとすごいとしか言えない。言語能力がないから「すごい」としか言えない。

言語ではないから。だから同じような思いをもっている方々がその前に立った時にわかるんだ。

文字通り、「わかる」んだ。目の前に来たとき。言葉ではないもの。

―だから、マッカーサーがわかったのかな。

そうだね。そして、畏れた。

―わかったら、畏れるというのはわかる。

だから彼ほど、(アメリカと日本の)板挟みになった者もいないでしょう。

―で、天皇制は存続したんだ。

いや、壊せなかったんだ。

形は変わっていくけど壊せないことはある。す壊さないの理を超えているものがある。

―制度やシステムが壊れても、全く壊れない世界、というものがあるということか。

なぜ、体制が変わらずに今まで続いているのか。それを見ていないものも含めて何かが行われているという感覚、観念は失われていない。これは広がるものだから。

―凄い話でちょっと寒くなってきた。なんかお参り行ったみたい(一同、笑、空気が変わる)。

だから天皇さんは一分一秒、噛みしめるんだよ。今にしか存在しえないから。