箱根への警戒と富士山ー自然を軽く見てはいけない

Hakone yumoto onsen 2

頻発する地震の意味

 

――話が変わるけれど、日本は最近地震が多いのは大きなのが来ないようにしているの?

そう、バラバラに細かくして大きくならないようにしている。

――日本各地にあちこち飛んで地震が起きているし、マグニチュードが大きくても被害がほとんどない。ここ何年かはそういう感じで地震が多くなって、多少、しんどいものも来たりしながらなんとかなっていくと思っていいのかな。

何をもって、しんどいというかによるけど…。見る感覚をニュートラルにしておいた方がいいということだ。

――防災用品を準備するとか、水を用意するとかね。土地神様とか日本の神様が忙しそうですね。

動いてますよ~~。

土地神様は何で動いているか、その土地の生きとし生けるもの、小さいものも守っているよ。

その土地神に私たちが言うことは自分を守ることが人を守ることだと教えていかないと、自分を犠牲にしてしまう。

――この会、私たちにできることは?

どこかで祈りの場ができればいい。

 

箱根は警戒

 

――この前、富士山に皆さんで行っただけでも違うと思いたいね。西ノ島の噴火が止まってしまった今。

富士山は大丈夫だけど、箱根はダメ。

なんでかっていうと地下水がほとんどない。

違うところに流れていってしまっているから、冷やされていたものが冷やされなくて、沸騰しているところがまだ何カ所かあるから気をつけたほうがいい。

命に関わるから行ってはいけないと私は言っている。どこなら大丈夫かって言っても、大きなのが三つもド~んときたら、どこも安全ではない。

人は(地震・噴火の危険性を)軽く見すぎだし、商売と命とどっちが大事か。

人は自然に対してあまりにも簡単に考えすぎる。自然は苦しくてしょうがないんだから。いままで搾取、搾取、搾取されて。

それを治そうしているだけだから。治したらお湯もまた出るから。

軽く見すぎていることには怒りすら覚える。

それは命を大事にしてほしいし、自然を大事にするために落ち着くまで待ってあげてほしい。

人間だけで生きているわけではない。動植物もそうだし。ほかのところも危ないところもあるが、なってみないと人間はわからないんだということが分かった。

 

富士山噴火は騒がない

 

富士山は刺激しないでほしい。

一度動きだしたら止まらないから、コノハナは(※コノハナサクヤヒメを呼び捨てにしてしまいました)。命に関わることなので、友達には伝えてほしい。動く動かないは勝手だけど、伝えることはしてほしい。

東京湾の下のマグマは動いているから。かなり活発です。

――東京で地鳴りのツイッターが上がっている。相模湾の地下で大きな地震があったし。

富士山が噴火するって何年かに一回はブームがある。

それでみんなが騒ぐからそうならないようにするのが大変なんだよ。日本沈没の映画も。

日本が半分に割れたいの(かな?)って。

マグマで守らなかったらバラバラになりますよ。

バラバラなものが繋がっているのが日本列島なんだから。火山列島なんだ。「噴火する(かも~)」っていう思いはやめてね。

――過去、箱根の噴火のほうが富士山より規模が大きいと言われている。外輪山の上にあった山が吹っ飛んでるわけだから。

箱根は自然の形で富士山より、ふたが開きやすいよ。

(2016年1月)